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【マラソン名言】プロランナー藤原新から学ぶ努力と継続のコツ

マラソンランナー達の名言は、時にランナーだけではなく、学生や社会人にも響くようなメッセージになります。

先日、マラソンランナーの藤原新さんの講演会の様子がYouTubeにて公開されていたので、さっそく視聴しました。「夢を叶えるための7つのルール」という内容でしたが、それがもう本で出して欲しいくらいの内容だったので、今回はそれらについて紹介していきます。

最初に、藤原新選手について

藤原さんは2012年ロンドン五輪の男子マラソン代表であり、また数々の大会で優勝・入賞経験がある選手でもあります。

関係者からも「非常にクレバーな選手」などと評されている選手で、現在は「スズキ浜松AC」という陸上チームのコーチをしたり、シューズ開発に携わったり、ゲストランナーとして各地の大会に参加したりと、競技以外の面でも活躍されています。

そして特筆すべきは「日本男子初のプロランナー」として活躍された点です。今でこそ大迫傑さんや神野大地さん、川内優輝さんなどはプロランナーとして活動されていますが、当時はそのような例が無かったのです。

そんな中で自分の意志だけで独立し、先述したような数々の実績を挙げたのです。

藤原新選手については、以下の記事で詳しく書いています。



藤原新さん流・夢を叶えるための7つのルール

ルール1:「目標を誰かに宣言する」

自分が立てた目標や夢を、まず身近な誰かに言う、という事です。

目標を誰かに宣言する事で、よりリアリティを持たせる事ができるというのです。

因みに藤原新選手は、「ロンドン五輪に出る!」ということを周囲に宣言していたそうです。

確かに他人に宣言してしまえば後に引けなくなりますし、自分の内に秘めているよりかはずっと現実味を帯びますよね。

さらに、宣言する事のメリットとして「監視してもらえること」もあるのではないでしょうか。

へコたれたりサボったりしている時に

そんなんじゃ目標達成できねーぞ!

と、尻を叩いてくれる人の存在は大きいですからね。

ルール2:「1mmでも成長したら自分をホメる」

ほんの少しの進歩でも肯定する、ということです。そうすると、目標に対して少しでも「近づいている感覚」が得られるようになる、といいます。

「近づいてきている感覚」を得る事によって気分がノってきて、フロー状態(超集中状態)を作り出す事が出来るというのです。

そして、そういった1mmの成長を積み重ねていった後、ふと振り返ってみると大きな進歩になっているのです。

そのようにして、目標を上手く運用していく事が何より重要だと、藤原選手は語っていました。

一朝一夕では変化が起きませんが、とは言えそこで夢や目標を諦めちゃったりしたら元も子もないですよね。

ルール3:「ポジティブな言葉以外は聞き流す」

1つ注意したいのが、これは自分にとって都合の良い言葉しか聞かない、という事ではありません。

どんな意見でも、必ずポジティブな言葉に変換して耳に入れる、という事です。

つまり「言葉選び」の問題だと、藤原選手は語っています。

例えば、

オマエは馬鹿だからできない!

と言われたら、

いとう

絶対違う!出来るに決まってるだろ!!(半ギレ)

と思い込む、という事がポイントだといいます。

でもこれって、ある程度自分に自信がないと不可能ですよね?

しかし藤原選手はこうも語っていました。

成功したから自信になるのではなく、自信があるから成功できる

と。

自信がある・できると思い込むことによって、目標達成に近づけるのが大切だということですね。

それでもやはり、何かに挑戦するのは不安が付きものです。

しかし、「不安を感じながらも前に進む自分はスゴイ!」と、むしろそれも自信にしてしまえば良いのだと、藤原さんは言います。

ルール4:「2%出来る事は100%出来ると考える」

「100人中98人が無理だと言うことはやってみる。」というのが、藤原流です。

しかし一方で、結果のみにフォーカスし過ぎると精神的に参ってしまいますよね。

それこそ先述した「ネガティブな言葉」の数々に、押しつぶされてしまうかもしれません。

5つめのルールに繋がる部分もありますが、「成功する/しない」の話だけではなく、そのプロセスに注目するのです。

ルール5:「出来なかったとき、後悔しないくらいに取り組む」

「結果のみにフォーカスすると精神的に参ってしまう。」ということは、上記の通りです。

そこで、

  • 例え失敗しても、何かを学び取ること
  • 失敗しても、後悔しないくらい頑張ること

これが大事だと、藤原選手は語っています。

藤原選手のようなオリンピック選手でさえも、全力で頑張ることに多少の怖さを感じていると言います。

努力が報われるか分からない恐怖。なにもかも無駄になってしまうかもしれない恐怖。

しかしそういった恐怖は、

全力で取り組んだ結果、何が財産として残るか

これを意識する事で、藤原さんは乗り越えてきたといいます。

もちろん僕らも、社会人・学生として結果を強く求められる場面は多々あるでしょう。

しかしそこにフォーカスしすぎて緊張したり、次の一歩が出せないようになってしまうと、中途半端で終わってしまいます。

だからこそ日常的に、「目標に対する取り組みそのもの」を意識する必要があるのですね。

そして藤原選手は、そのための手法というか、コツも語っています。

ルール6:「ものすごく低い目標を立てる」

オリンピックランナーの藤原選手が立てている、「ものすごく低い目標」とはなんでしょう?

それは、

「起きてまず電気を付ける」

だそうです。

それさえすれば、朝練習に自然と入っていける、と藤原選手は語ります。

皆さんもこんな経験があるかもしれません。

  • 学校・仕事に行く前が一番憂鬱。しかし、いざ現場に到着すると、憂鬱な気持ちが消えるorマシになる
  • 宿題のドリルは面倒くさいけど、ペンを持ってページを開けばやる気になる
  • 休日に友達と遊ぶ約束をしたけど、もっと寝ていたい…。でも、いざその時になると楽しい

などなど。

この場合は、

  • 着替えて車に乗る
  • 机に座ってペンを握り、3文字だけ書く
  • 髪をよくとかす

というような目標設定の仕方です。

着替えて車に乗るだけで、1日の目標達成なのです。

そして、そのような達成をする事が、ルール②の「1mmの成長を肯定する」に繋がるのです。

ルール7:「目標達成ができない原因を探す」

原因が精神的なものなのか、情報不足なのか、身体的なものなのか、何か足りていないのか…。

まず、そこをハッキリさせる事が重要だといいます。

しかし、原因はそう簡単には分かりませんよね。

そこで藤原選手は、「試行錯誤の中でのメンタリティ」について語っています。

失敗する原因を探るとき、

これだ!→違う→じゃあこれだ!→違う→今度こそ!→違う

の繰り返し、つまり試行錯誤をするようになります。

そしてその中で、何度も「違う」とハネ返されるのです。

しかしその際、

  • あまり気にしすぎない
  • 「また頑張ろうよ」のメンタル

でいる事が重要だといいます。

人間は、どう頑張ってもメンタルの浮き沈みの波があります。しかしメンタルが沈んだときに「気にしすぎない」という事ができると、いずれ波が上向きになっていく、というのです。

(藤原選手はこれを、ケニア人の民族性を例えにして解説していました。)

最後に

藤原新 夢を叶えるための7つのルール

  1. 目標を誰かに宣言する
  2. 1mmでも成長したら自分をホメる
  3. ポジティブな言葉以外は聞き流す
  4. 2%出来る事は、100%出来ると考える
  5. 出来なかったとき、後悔しないくらいに取り組む
  6. ものすごく低い目標を立てる
  7. 目標達成ができない原因を探す

こういった内容でした。

「夢を追う」とか「新しく何かを始める」って、常に不安ですよね。

今はSNSなどで、同年代で成功している人などの存在が、イヤでも目に入ってくるかもしれません。

「中学時代に成績で勝ってたヤツが、○○大学に行った」「高校の同期がビジネスを立ち上げ、年収100万になってる」とかですかね。

僕もそんな感じで、かなり劣等感を抱いたりしていました。

だからこそ、「藤原新流 7つのルール」は、沢山の方に参考にしてもらいたいと思っています。

僕自身も、藤原新さんのお話を聞いていて、非常に心に刺さるものがありました。

いとう

何らかの目標や夢を追い続けている方の参考になれば幸いです!


参考動画

(音量大きめの方が、聞き取りやすいです)

 

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