こんにちは、とまです。
今回は、藤沢晃治さんの『「分かりやすい文章」の技術』という書籍をもとに、わかりやすい文章を書くために覚えておくべきポイントをまとめてみました。
「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)
- 書いた文章がいつも指摘される…。
- 文章が相手によく伝わらない…。
- 卒論・レポートをうまく書きたい!
- 仕事で文章を作ることが多い
こういった方にぜひ読んで頂きたいと思います!
いとう
って方も、下で解説しているのでチェックしてみて下さい!
最近はSNSやメール、プレゼン資料の作成など、なんだかいつも作文に追われている気がしませんか?
いとう
こんな「作文社会」では、「分かりやすい文章」を書く力があれば非常に便利ではないでしょうか。
理由としては、文章のコツを掴んでしまえば、SNSや会社でのメールにおいても、
(言い方わるいけど…。)
なんて事も、実際に可能になってしまうからです。
『「分かりやすい文章」の技術』で、そういったチカラを身につけていきましょう!
書籍『「分かりやすい文章」の技術』について
概要
著者は藤沢晃治(ふじさわこうじ)さん。
TV番組「世界一受けたい授業」にも出演されたことのある、実力派の評論家です。
内容は170ページくらいでまとまっており、非常に読みやすいです。
出版は2004年。
本文が書かれた当時の状況と比較するとギャップはあれど、流行り廃りの内容ではないので、現在でももちろん読む価値があります。
表紙には「読み手を説得する18のテクニック」とありますが、さらに細分化すると、具体的なコツが60個ほども書かれています。
もくじ
- 第1章 「分かりにくい文章」がいっぱい!
- 第2章 「分かりやすい文章」とはどんな文章か
- 第3章 趣旨を素早く伝える「構成の技術」
- 第4章 読む気にさせる「レイアウトの技術」
- 第5章 読み手を同意させる「説得の技術」
- 第6章 趣旨をスムーズに伝える「センテンスの技術」
- 第7章 文章をなめらかにする「推敲の技術」
- 第8章 「分かりやすい文章」のためのチェック・リスト
もくじ見るとわかりますが、これ1冊で文章の組み立て方から、レイアウトなどの「見せ方」まで勉強する事ができるのです。
『「分かりやすい文章」の技術』の特徴
例がわかりやすい!
ほんの一例を出してみましょう。
みなさん、「脳内関所・脳内辞書」って言葉、聞いたことありますか?
(まぁ本書オリジナルの表現らしいのですが…。)
簡単に言うと、
- 脳内関所→短期記憶
- 脳内辞書→長期記憶
を指します。本書では。
そして、新しい情報が脳内関所を経由し、脳内辞書、つまりは自分の既存の知識カテゴリに追加されることで、
いとう
と、ここで初めて「分かった」という状態になるのです。
従って「わかりやすい文章」とは、
という事なのです。
理解する内容自体は複雑で高度ですが、「辞書」とか「関所」といったキーワードで、非常に分かりやすく説明されています。
そのため、勉強の苦痛はかなり軽いですね。
視覚的にわかる!文章の善し悪し
この2つが同時に比較されているので、どこがどう悪いのかがパッと見で理解しやすいのがいいですね。
ダメな文章がなぜダメなのか、イケてる文章は何故イケてるのか。それが視覚的にわかってしまうのです。
- 語彙力が足らないから?
- ムダな情報が多いから?
- 概要が見えてこないから?
- 客観性に欠けているから?
- レイアウトが良くないから?
- 文章の関係性が整理されていないから?
こういった要素について徹底的に解説されており、いまの自分に何が不足しているのかが、一発でわかるのです。
分かりやすい文章を書くためのコツ
そもそも、なぜ「分かりやすい」事が必要なの?
結論を言うと、分かりやすければ相手に意図が伝わるので、自分の目的を達成しやすいからです。
- お知らせ
- PR文
- お願い
- 報告
など、文章にはそれぞれ役割があり、果たすべき目的があるのです。
文章を相手に理解してもらい、説得し、自分の目的を達成させる。
そのために「わかりやすい」事が大切である、とした上で、本題に入ります。
わかりやすい文章のコツ
本文中の内容をザックリぶつ切りで話すと、
- 脳内関所/脳内辞書での手間を省くような文章を意識
- 情報構造を示す
- かたまりに「分ける」
- 納得させる「裏付け」を書く
- 想定読者と語らいながら書く
- 結論を先に持ってくる(時と場合による)
ほんの一部ですが、こんな感じです。
詳しい内容はぜひ、本で確認してみて下さい…!
最後に
文章って正解がないですよね。
だから、
いとう
と、才能の問題として片付けてしまう事が多いような気がします。
しかしそうではなく、自分の文章を分かりにくくしている原因と徹底的に向き合うことができるので、じゅうぶん改善が可能だと考えています。
いとう
「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)
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