いとう
今回は、メンタリストであるDaiGoさんの著書、「人を操る禁断の文章術」について取り上げようと思います。
この本のコンセプトは、
です。
- メールやLINEの文章テクニックで、相手との関係をより良くしたい!
- 相手の心を掴む言葉で、人間関係をより良くしたい!
- みんなが頷いてくれるような企画書を書きたい!
- マーケティングについて興味があるけど、何を勉強していいか分からない!
こんな方にぜひ読んで欲しい内容です。
なぜ、この本でそういったスバラシイ事が実現可能になるかというと、全て心理学の観点から語られているためです。
合理的かつ、超実用的です。
ちなみに、これを読む上で特別な知識は全く必要ありません。
僕も心理学について詳しくありませんが、とても楽しみながら、驚きながら、「人間の心に直接響く文章テクニック」を学ぶ事ができました。
では、「人を操る禁断の文章術」を詳しく見ていきましょう。
「人を操る禁断の文章術」について
概要
- 著者→DaiGoさん
- ページ数→222ページ
- 発売→2015年
222ページありますが、文字大きめ・イラストありなので、すぐ読めます。
中学生の方にも読んで欲しいですね。
もくじ
- 第1章 「文章が持つ力は∞(無限大)」
- 第2章 「『書かない』3原則で人を操る」
- 第3章 「人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない」
- 第4章 「あとは、5つのテクニックに従って書くだけ」
というように、主に『書かない』3原則、人を動かす7つの引き金、5つのテクニックが紹介されています。
非常に具体的なため、すぐ実戦可能な知識に早変わりします。
例えば上司や取引先の心を動かすメール術を、人間の行動や思想の特性から導き出したり、
「いい言葉」を無理やり自分の脳内から引っ張り出す方法が紹介されていたり…。
ハッキリ言ってエグいです。(笑)
人間は、文章から絶大な影響を受ける
僕ら人間は、言葉によって「想像」を行います。
想像の内容は一人ひとり違う場合がありますが、言葉によってあるイメージを頭の中に作り出してしまうのです。
そしてその想像によって、人は行動を起こします。
特にトップセールスマンなどは、そんな人間の心理をよく理解しています。
例として挙げられているのが、自動車のセールスの場面。以下で見てみましょう。
どちらが、トップセールスマンの言葉でしょうか。
正解はもちろん、後者です。では、なぜ後者の文章が優れているのでしょうか。
それは、お客さんに「想像」を促しているからです。後者の文章の中には想像を促す、こんな言葉がありましたね。
この一言で、お客さんは「わが子を車で送迎する自分」を想像してしまうのです。
もしかしたら、「可愛いわが子が、保育園での出来事をニコニコと話してくれる」という想像までしているかもしれません。
そこまで想像してしまった上で、「今度の週末に試乗会もあります」と言われてしまえば、ついつい
いとう
という気持ちになってしまい、つまりは
という事が可能になるのです。
余談
僕は小学生くらいの時、新しいゲーム機を買ってもらうのが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。
そしてその時の僕の脳内では、こんな想像がされていました。
- 家族と一緒に新しいゲーム機を囲んで、ニコニコしている自分
- 仲のいい友だちと対戦して、ゲラゲラ笑っている自分
- 好きなゲームキャラをプレイしている自分
これも、ゲームの性能とか内容以前に、「商品を購入した後の自分」を想像して、ワクワクしている状態なのです。
ぼく個人の体験から結論付けるのは恐縮ですが、
つまり想像を刺激すれば、お客さんを「商品を買うのが楽しみで仕方ない」という状態にできるのではないか、と考えました。
以上、余談でした(笑)
マーケティングの勉強にもなる理由
- どんな本かは分かったけど、何でマーケティングの勉強にもなるの?
- やっぱり難しい本なんじゃないの?
こんな疑問が聞こえてきそうですが、この本のコンセプトは
でして、この点がマーケティングに深く関連してくるのです。
カンタンに言うと、
- 人が思わず引き込まれるコピーを作る
- 自社製品の魅力を充分に伝えられる広告を作る
などなど、マーケティングの基本となる部分を、より実用的に学ぶことが可能だからです。
「人を操る禁断の文章術」を読んで変わったこと
「人を操る禁断の文章術」を読んだあとの変化としては、
- マーケティングと心理学を勉強したくなった
- 文章術、勉強しないとヤバい(ボギャ貧)
- やっぱDaiGoさんの本面白ぇ
ふざけているように見えますが、これが素直な意識の変化でした。(笑)
文章って、半永久的に効果を発動し続けるワケじゃないですか。数百年前に書かれた随筆で、いまも心動かされる人がいるように。
そう考えると、文章って不動産みたいな価値があるのかなと。それなら、誰でも勉強する価値はありそうですよね。
- メールやLINEの文章テクニックで、相手との関係をより良くしたい!
- 相手の心を掴む言葉で、人間関係をより良くしたい!
- みんなが頷いてくれるような企画書を書きたい!
- マーケティングについて興味があるけど、何を勉強していいか分からない!
すべて、本書で克服できます。
本書にもありますが、常に「書けるようになった自分」をイメージしながら読み進めてみましょう。
いとう
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