こんにちは、とまです。
今回は、文系大学生がオススメする、読解力を底上げして、スムーズに文章を読み取れるようになるための本のご紹介です。
その名も、「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」です。
- 誤読が多い…。
- 文章を深読みできない…。
- 国語のテストの成績がなかなか上がらない…。
こういった方にぜひ読んで頂きたいです。
本文中のコツを1つ覚えるだけで、同じ文章がまったく別のもの(良い意味で)に見えくるようになります。そしてそれを、本書の中で実際に体験する事ができるのです…!
また、上記のような悩みを持たない方でも、読んでみて損はないと思います。
というのも、誰もが日常の中で文章を読むという行為を無意にしているからです。
例えば文章をよく読むクセが付いていないと保険やローンの契約で損したりしますよね?
奨学金でも、契約書が読めなかったばかりに、借金に追われるという人が社会問題になっています。
よって、文章に自信があってもなくても、ぜひ一読する事をオススメします!
「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」のご紹介
本についての情報
著者は西林克彦さん。
2005年に初版が発行されてから、2017年には26刷が発行されているという、信頼と驚異の一冊です。
いとう
内容も200ページくらいなので、3日くらいの期間で無理なく読めるかと思います。
もくじ
- 第1章 「読み」が深まらないのはなぜか?
- 第2章 「読み」における文脈のはたらき
- 第3章 これが「わかったつもり」だ
- 第4章 さまざまな「わかったつもり」
- 第5章 「わかったつもり」の壊し方
「わかったつもり」という言葉が何度も出ていますが、これが実はこの本のキーワードなのです…!
この本の特徴
圧倒的わかりやすさ
「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」ってタイトルだけ見ると、
いとう
と思うかもしれませんが、これほど理解しやすい本だとは思いませんでした。
体得できる知識は非常に高度なものであるのにも関わらず、読み進める苦労感が圧倒的に少ない。
その理由として、次に挙げています。
徹底的な実験・分析
本書では、ただ単に
いとう
みたいな、理屈っぽくてつまらない説明がされているわけでは、決してありません。
小学校~高校くらいで、だれもが一度は読んだことがある文章が例に出され、それを読みつつ作者さんが解説してくれるという、読者が積極的に参加できる本です。
- なぜ、文章を深読みできないのか。
- どのようなパターンで読み違いが起きるのか
- そもそも「文章がわかった」という状態って何やねん
という事が、
いとう
ってくらい噛み砕かれ、かつシンプルに説明されています。
読んだ後に変わったこと
僕は文系大学の学生なのですが、自分がいかに文章のトラップに引っかかってきたのか、実感しました…。
本文中にもありますが、1回サラっと読んで「わかったつもり」になって、鼻高々になってた…
その鼻を折りたいです(笑)
そして僕自身の日常の話で恐縮ですが、大学で輪読などをしている時、仲間と同じ文章を読んでいるのに
いとう
という場面が何度もありました。
しかし、それは単に「頭が良いからor専門知識を持っているから」ということではなく、ズバリ
であると気づかされましたね…。
上がるのは「読解力」だけじゃない!
僕はこうして文章を書いたり、大学のレポートを書いたりもしています。
文章の「読み方」について学んだことで、書くほうも自然とスムーズにできるようになりました。
論文はともかく、特にWebメディアや新聞では一発で理解してもらうことが大切です。
よって、
いとう
という、別の視点に立ちつつ書くことを意識できるようになったかな、と思います。
これからの読書の質が上がる
本文中にもあるのですが、
ということを意識できるようになります。
すると、文章を適当に読み進められなくなるんですよね。
従って、誤読などのリスクは大幅に下がるでしょう。
最後に
普通に文章を読んでいる時に、
いとう
なんて思う機会はなかなか無いですよね。
だって、普通に読む事ができているから。
でもその読みは、じつは本当に読み取るべき部分まで読めていないという可能性が大いにあるのです。
読書したつもり、勉強したつもりで終わらせないためにも、僕は本書を活用することをオススメします!
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