いとう
今回は主に、「子どもさんをそろばん塾に通わせようか迷っている方」に向けた記事です。
- 習い事で珠算(そろばん)をやるメリットって何があるの?
- 子どもにそろばんをやらせたいけど、そろばんなんて時代遅れなんじゃ…?
- そろばんを習うと、どんな力が身につくの?
こんな疑問にお答えする記事です。
ちなみに僕は小学校2年~6年までそろばんを習っており、その期間に珠算と暗算検定でそれぞれ準初段まで取りました。
その経験も踏まえつつお伝えしていきたいと思います。
そろばんを習うメリット:3つご紹介
➀集中力・没頭力が身につく
そろばんを習う最大のメリットはこれでしょう。
そろばんは、テキストに記されている数字を正確に、かつ素早く読み取って珠(たま)を動かしていく作業です。
イヤでも集中するようになります。笑
ここで経験談をお話すると、小学生の頃の僕は基本的に大人しかったのですが、非常に落ち着きがありませんでした。
ところが小学2年生からそろばんを習い始めると、テキストに向かう姿勢がだいぶ鍛えられたなと感じています。
本当に集中した時の、頭がジンジンするあの感覚を小学生で体験できたのは非常に良かったなと、今でも感じています。
そろばんで集中力のトレーニングをしていなかったら今頃どうなっていたか、想像するとちょっと恐ろしいです(笑)
②長時間の勉強に耐える力がつく
- 帰りたいけど、この問題を解かないと気が済まない
- くやしい。なんで解けないんだろう?
という経験をすることで、考える上での粘りや根性が鍛えられます。
これも私事で恐縮ですが、僕はあまり偏差値が良い高校ではありませんでした。
が、1日10時間くらい勉強して国公立大学に受かった経験があります。
そしてその受験勉強の時には、そろばんで鍛えられた根性がめちゃくちゃ役立ったと実感しています。
③右脳が鍛えられる
右脳を鍛えることで「創造性・独創性」が鍛えられると言われています。
日本人が日本語を使う時、主に左脳が活発化します。
左脳はデジタル脳ともいわれ、読み書き、演算、論理的な思考などを司っています。
一方の右脳はアナログ脳と呼ばれ、立体感覚や創造性、芸術感覚などを司っています。
日常的に鍛えられる左脳はともかく、日本人は右脳を意図的に鍛えなければなりません。
そこでそろばんが登場するのです。
目で見て、指ではじく。右脳を鍛える上でこれは非常に効果的です。
また「日本珠算連盟」の公式サイトでもそろばんの効用について語られており、やはり高く評価されています。
そろばんは時代遅れ?
電卓で計算できるからムダ?
確かに、ふだん計算をする上では電卓、Excel、スマホの方が圧倒的に早くて正確です。
当時の筆者も、子どもながら
いとう
と思っていました。
ただ、珠算で学ぶのは「計算すること」ではありません。手を使った計算を通して、脳や集中力を鍛えることが最終的なゴールなのです。
筋トレなども同じで、ダンベルを上手く持ち上げることが目的ではありませんよね。筋力を付けるのが目的です。
珠算に向いている子
結論から言うと、そろばんをゲームの様に楽しめる子が向いているかと思います。
珠算を通して集中力を鍛えるためには、没頭することが大前提です。
当時の僕も、そろばんがそこまで好きというワケではありませんでしたが、没頭はしていました。
8級からスタートして、7級、6級、5級…と、どんどんレベルアップしていく感覚が楽しかったのを覚えています。
一方でそろばんを嫌々やっているような子が僕の通ってた珠算塾でもいましたが、今考えると非常に勿体ないですね。
集中力を鍛える手段なら、珠算以外でも山ほどあると思います。
ロボットが好きな子ならプログラミングスクール等でも良いですし、絵や音楽、習字、工作、なども良いですよね。大事なのは、時間を忘れて頭がジンジンするような集中を味わう事だと思います。それが可能なら、別にそろばんにこだわる必要はないでしょう。
珠算塾のコスパは良い?
結論から言うと、「珠算は決して高価な習い事ではない」です。
月謝は大体4,000円から12,000円くらい
もちろん地域や回数によって異なりますが、相場はだいたい4,000円から12,000円くらいと言われています。
ちなみに僕は週3(1回1~2時間)で5,000円でした。
他の習い事と比較しても特に安くもなく高くもない…といった感じだと思われます。
テキストやそろばん本体など、諸々の費用は?
そろばん塾のテキストは月謝から支払われるパターンが多いと思うので、特に個人的に用意する必要はないかと思います。
そろばん本体と筆記用具さえあればOKです。
で、そろばんの本体価格はピンキリではあるものの、だいたい2,000円~5,000円くらいです。
最近はワンタッチ機能が付いているモノもあったりと、そろばんも進化しているようです。
最後に:現代こそ「そろばん」を習おう
この主張の理由としては、珠算はグローバル化・高齢化など現代的な問題に非常に合っているからです。
「そろばんを習うメリット」の項目で、「右脳が鍛えられる」とお話ししました。
日本人は会話で左脳を大きく使うとお伝えしましたが、実は欧米人は、左脳に加えて右脳も大きく使っているというのです。(欲張りですね)
いとう
と声高に言われている現代においてこそ、欧米に負けじと珠算で右脳を鍛えておくと、将来的に大きな強みになっていくかと思います。
また、右脳を鍛えることは認知症予防にもなると言われています。
平均寿命は今後確実に伸びると予想されていますが、珠算で脳のアンチエイジングをするのは大いにアリだと思います。
いとう
では、記事は以上です。皆さんの参考になれば嬉しく思いますm(_ _)m
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