大学時代に様々な理由で後悔を抱えている人は多いと思います。
- もっと勉強しておけばよかった
- 良い恋愛をしたかった
- 貯金できなかった
- 就活に失敗した
などなど。
今回の記事は、このような過去の取返しようのない大きな後悔に悩んでいる方々に向けた内容です。
筆者も大学時代は最悪でした。
恋人ゼロ、貯金ゼロ、友達ゼロ(人間関係リセット)、資格ゼロ、スキルゼロ、就職先も無し、所属するコミュニティ(サークルや部活)もゼロ。体重だけが増えて168cm/67kgの汚肌ポチャ男と成り果てました。
大学時代の悪夢を毎晩見たり、職場で思い出しては胸が締め付けられるような状態が続き、あまりの苦痛で精神的に不健康な状態が続きました。
が、今からご紹介する方法7つを実践した結果、だいぶ過去の後悔に囚われることが減りました。
最初に:みんなはどんな事に後悔してるのか。TOP5をデータで見る
マイナビさんの調査によると、社会人が「学生時代にこれを本気でやっておけば良かった…!」と後悔しているTOP5は以下の通りです。
- 第1位 勉強 135人(30.1%)
- 第2位 資格取得 73人(16.3%)
- 第3位 恋愛 60人(13.4%)
- 第4位 遊び 34人(7.6%)
- 第4位 旅行 34人(7.6%)
参考:https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/36695
2位の「資格取得」は1位の「勉強」に近いカテゴリなので同じものと考えてみると、実に半数近くが「勉強しておけばよかった…!」と後悔しているようですね。
そのほかも、学生時代だからこそ恋愛や遊び、旅行に時間や労力を割けばよかった…と後悔している人が多いという事が分かります。
それでは、こういった後悔はどうしたら取り返すことができるでしょうか。次で見ていきましょう。
1.「後悔の無い人生はない」事を受け入れる
いきなり「諦め」みたいな話になりますが、とはいえどんな偉人・超人であっても必ず大なり小なり後悔を経験しているはずです。
ストイックで知られるB’zの稲葉浩志さんを例に出すと、稲葉さんは高校3年生時の文化祭で曲を披露する当日、喉を傷めてしまったのです。
その結果、文化祭での演奏は不出来に終わり(それでも大評判だったらしい)、稲葉さんとしては非常に大きな後悔になったとの事です。
この経験から稲葉さんは「後悔が残らないように」体調管理を徹底し、今できるベストを尽くすようになったとの事です。
このように、日本でいちばんCDを売り上げているバンドのボーカリストですら、後悔と戦いながら生きているのです。
それを考えれば、一般的な生活を送っている僕らが後悔せず生きられるワケはないし、むしろ稲葉さんのように「後悔」から学び二度とそれを繰り返さない、という事のほうが重要なのです。
2.「後悔リスト」を作る→二度と繰り返さないためのアクションを書き出す(具体例あり)
それでは次に、どのようにして「後悔」から学ぶか。
それは後悔している事をとにかく書き出し、「後悔リスト」を作ることです。紙でもExcelでもスプレッドシートでもかまいません。
「後悔リスト」を作ったら、その横に「その後悔を繰り返さないためにすること」と、「その理由」を追記します。
参考までに例を作ってみたので、やり方がよく分からない方は見てみてください。
これをすることで、
- 自分がどんな後悔に苦しんでいるのかが分かり、頭がスッキリする
- その後悔をしないために今後やるべきことが具体化されるので、迷いがなくなる
といったメリットがあります。
つまり、過去の後悔から一歩前に踏み出す準備ができるのです。
とにかく些細な事でも良いので、できるだけ細かく後悔リストを作り、そのひとつずつに対して、どうしたら取り返していけるかを挙げていきます。
3.「やらない」という選択肢を取らない。やらなかった時に後悔が生まれる。
昔、私は、自分のした事に就いて後悔したことはなかった。しなかった事に就いてのみ、何時も後悔を感じていた。
※中島敦「光と風と夢」より引用
小説家の中島敦さん(1909~1942)はこのように仰っています。「やらない」という選択をしたことは、必ず後悔をしていたという事ですね。
確かに先ほどのマイナビさんのデータでも、「勉強しなかった」「恋愛しなかった」など、なにかを「やらなかった」という選択肢を取ったとき、後悔が生まれているということが分かります。
そのため、基本的には「やらない」という選択肢を取らない方が幸せになれるのです。
第20話如何でしたか?PV第一弾にあった敦君の台詞「昔、私は、自分のした事に就いて後悔したことはなかった。しなかった事に就いてのみ、何時も後悔を感じていた」誰もが一度は思った事があるのでは。中島敦先生の『光と風と夢』作中の言葉です。 https://t.co/SUJiRQV8OH
— アニメ「文豪ストレイドッグス」公式 (@bungosd_anime) November 25, 2016
いとう
と思われることでしょう。お金も時間も労力も限られていますしね。ですので、何を「やる」のか選択することも重要です。
例えば、運動経験無しの成人済み男性がいきなりメジャーリーガーになるのは無理、というか無謀ですよね。そもそも努力の方向性が間違っていると言えます。
ですので、自分の中である程度トクイだと思われる分野で「やる」という選択肢を取り続けるようにする、という事が重要だと思っています。
まずは自分が今置かれた環境の中で「基本的には”やる”」というスタンスを、出来る限りで取り続ける事が重要です。
4.「詰めが甘いかな…」と思ったことを放置しないクセを付ける
大半の後悔は「もっと●●をやっておけばよかった…」といった、「詰めの甘さ」が原因となっています。
そのため、日常的に「”詰めが甘いかな…”と思った事を放置しない」というクセを付けることが、今後の人生の後悔を減らす事に繋がります。
とはいえ、これも全てを完璧にこなそうとするのは難しいですよね。
ここでポイントがあります。それは、
自分の利益・メリットだけを考えて行動する
ということです。(めちゃくちゃ自分勝手に聞こえると思いますが…)
ちょっと抽象的なので、具体例を出します。
例えば仕事で「詰めが甘い」とどうなるか。散々「詰めが甘い」と言われてきた筆者が説明すると、
詰めが甘い→上司に怒られる→気分が落ち、評価も下がる→自分が損する
という流れになりますよね。
要は「詰めが甘いと、不快な気分になる上に給料も上がらないので、自分がめっちゃ損する」という、負のスパイラルどころか拷問車輪みたいな状態になります。毎ターン500ポイントのダメージどころではありません。
同じ時間・同じ給料にも関わらず、拷問みたいな苦痛を味わうのはバカバカしいですよね。
その苦痛を味わいたくない、平穏な気持ちでストレスフリーに暮らすためにも「詰めが甘いところを潰す」クセを付けることが必要になるのです。
詰めの甘さが解消されると、
詰めが甘いところが無くなる→上司に褒められる→気分が上がり、待遇もアップ。ストレスもない→自分がトクする
という流れになります。こうなるとQoLも上がり、給料も評価も上がり、スキルも身に付くという特典満載ですね。
さて「後悔」に話を戻すと、このように「自己利益の追求」をすると、常に自分にとって最良の行動をすることができるようになり、結果的に「後悔」をするような選択をしづらくなるのです。
5.外見をある程度整える→いつでも「チャンスを掴める」状態になる
外見を整えておく事も重要だと思っています。
理由は、自信が付くことによって行動力が増し、そこからチャンスに巡り合う確率と、そのチャンスをモノにできる確率が上がるからです。
例えば、外見に気を使い清潔感を保っていれば異性から声を掛けられたり(チャンスに巡り合う)、そこから積極的に関係を築いて恋に発展する(チャンスをモノにする)という事もあり得ますよね。
また、外見を整えることで人目を気にする必要がなくなる(自分以外のモノに意識が向きやすくなるので、周りが見えるようになる)ので、選択を間違って後悔する、というリスクを減らす事もできます。
美容整形をする必要は無いと思いますが、清潔感を保つために出来ることからやっていく事をオススメします。それが自信にも繋がっていきますしね。
例えば男性であっても、以下のような事であればお金をそこまで掛けなくても「外見を整える」ことができます。
- お風呂上りに化粧水・乳液を使う
- 日焼け止めクリームを塗る
- 週一で顔パックをする
- ムダ毛の処理をする
- 髪の毛は2か月に1回切る
- 運動・ダイエットで体重をキープする
余談かもですが、特に「AQUA SKIN」の日焼け止めクリームは本当にオススメです。
700円くらいでドラッグストアで買えますし、肌を紫外線から守るだけではなく保湿、トーンアップの効果もあります。
これを塗るだけで肌がツヤツヤするというか、光を反射するような顔になります。オススメです。
筆者は大学4年生のときは168cm67kgのぽっちゃり男でした。
肌も汚く、自信がないから外出する頻度が激減し部屋に引きこもった結果、運動量が減ってさらに太るという悪循環でした。
そんな状態から脱却するために、グルテンフリー、一日一食、顔パック、化粧水+乳液、日焼け止めクリームなどを使ったところ、1年もせず体重は10kg落ちて、ある程度自信をもって人と接することができるようになりました。
お金もそんなに掛かるわけではない(むしろ一日一食によって食費が減った)ので、外見への投資対効果は大きいと思っています。
6.貯金・蓄財する→将来の後悔リスクを減らす
日本財託グループが60歳以上の500人を対象に行った、「60歳までにやっておけばよかったこと(お金)」によると、お金に関する後悔は以下の通りでした。
- 1位・・・貯金
- 2位・・・年金で暮らせるよう生活費を見直し
- 3位・・・退職後の働き方を考え、スキルアップ(生涯現役)
- 4位・・・掛け金を払い、一定年齢で受け取る個人年金に加入
- 5位・・・老後のレジャー資金を積み立てておく
このように「貯金」が堂々たる(?)1位でした。このようにデータで出てしまっている以上は、対策を打っていかないと取返しのつかない後悔になりかねません。
「貯金」や「資産運用」に関しては、若ければ若いほど有利です。体力もあり、複利のことを考えても時間があるというだけで有利だからです。
では具体的に何をすべきかというと、やる事はだいたい決まっています。どんなブログ・YouTubeを見ても、共通して以下のような事が紹介されています。
- 家計簿をつける
- 自炊する
- スマホ料金を見直す
- 収入を上げる
- ふるさと納税を活用する
- 積み立てNISA、インデックスファンド等
特に「スマホ料金を見直す」は重要で、筆者は「HISモバイル」という格安SIMにしたおかげでスマホ料金が毎月550円になりました。学生のころは毎月7,000円ほど支払っていたので、年間8万円近くお得になりました。
「HISモバイル」については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、気になった方は参考にしてみてください。
ワイモバイルからHISモバイルに乗り換える方法!スマホ代1000円以下にしたい方へ【手順/注意点】7.目標を持つ(資格・勉強)
ここまで挙げたような「後悔をしないための方法」を実践する上では、やはり目標を立てて取り組んだ方が実践しやすいです。
さらに目標に向かって取り組んでいると、「自分は良い方向に向かっているんだ」という感覚を得ることができ、これが自信にもつながります。
いきなり「目標」と言われても困ると思いますが、例えば「資格」などは目標として設定しやすいと思います。
また、特に資格に限っては、少しでも取りたいと思った資格があるなら今から取り組まないと後になって後悔してしまう可能性が高いです。
- もっと早く資格の勉強をすればよかった
- 若いうちに手に職を付けたかった
- 頭が柔らかいうちに英語を学びたかった
など、後回しにしているといくらでも後悔が生まれてしまいますしね…。
資格の話になってしまいましたが、資格に限らず「目標を持つ」ことで気が引き締まります。目標さえあれば「何も考えずムダに時間を過ごしてしまって、気づいたら●歳になってしまった…」と後悔するリスクを減らすことができます。
まとめ
- 「後悔の無い人生はない」事を受け入れる
- 「後悔リスト」を作る→二度と繰り返さないためのアクションを書き出す
- 「やらない」という選択肢を取らない。やらなかった時に後悔が生まれる。
- 「詰めが甘いかな…」と思ったことを放置しないクセを付ける
- 外見をある程度整える→いつでも「チャンスを掴める」状態になる
- 貯金・蓄財する→将来の後悔リスクを減らす
- 目標を持つ(資格・勉強)
「後悔」は本当にやっかいな病です。いや、絶対に消すことができないという意味では、身体の病気よりタチが悪いかもしれません。「後悔」は一生消えない痛み・苦痛として、精神を削り続けます。
でも、大事なのは「後悔をしないために行動を変える」事だと思います。これからの行動によって「あの時の後悔がキッカケで行動が変わり、人生も好転して後悔に感謝している」と心から言える日を迎えることができるハズです。
今回の記事がその出発点になればうれしく思います。
それでは以上です。
ありがとうございました(・・)/
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