新型コロナウイルスの影響でテレワークを行う企業が増えましたが、入社していきなりの在宅勤務となった新入社員も多いと思います。
何を隠そう筆者もその一人で、入社1週間で在宅ワークにシフトしたという、おそらく過去に類を見ない事態となりました。
しかし中には「新入社員でテレワークは成立するの?ただでさえ最初は仕事なんてできないんだからさ」といった疑問もあるかと思います。
そこで今回は、
- 新入社員でテレワークは成立するの?
- テレワークってどんな感じなの?
- 新入社員が感じたテレワークのメリット・デメリット
などを筆者の実体験をもとにお伝えしていきます。
結論:新入社員でもテレワークはできる
最初に結論ですが、筆者は「新入社員でもテレワークは成立する」と感じています。
研修はzoom、連絡はslack
テレワーク時において必須となるのがzoomやslackなどのコミュニケーションツールです。
余談ですがzoomと言えばコロナ禍において、時価総額が航空会社7社のそれの合計を上回ったという、象徴的な出来事がありました。ヒトではなく情報(光と音)の移動がますます注目されているのです。
ZOOMの時価総額は主要航空会社の合計と同じくらい!
— ノナカ@インサイドセールス+カスタマーサクセス (@nonaka_TK) June 15, 2020
リモート関連のSaaS期待値はうなぎのぼりですね。。 pic.twitter.com/BzOHb8d6L6
さて、zoomを筆頭にコミュニケーションツールを駆使すれば、ほぼ対面と変わらないような感覚で意思疎通が可能となります。
例えばzoomの「画面を共有」の機能。これによって、先輩のPC画面を見せてもらいながらツールの操作方法を教えていただいたり、実際の操作を見せてもらう事だって可能です。
さらにzoomの大きな特徴として、録画機能があります。
録画機能によりzoomでの先輩の指導をすべて記録し、何度も確認することができます。(一発で覚えるのが理想ですが…)
さらに、録画したものを他者に共有できるのも大きなメリットだと感じています。
またslackはいわゆるチャットツールなのですが、連絡事項などが記録として残るため「言った・言わなかった」の問題がなくなります。
連絡のタイミングも別にいつでもいいので、先輩の忙しい時でも気にせず連絡する事ができます。
在宅勤務のメリット
①zoom録画で研修がはかどる
先述したように、ソフトウェアの使い方などはzoomの画面共有で実際に操作している先輩の画面を見せてもらう方が理解しやすいと思います。
対面指導より捗るかと思います。
また録画して何度も確認ができるため、同じことを2回聞く手間を省くこともできます。
②昼休みに自分のベッドでモンハンができる
別にモンハンじゃなくてもいいのですが(笑)、会社の昼休みに自分のベッドでモンハンができる環境って冷静に考えて神すぎます。
オフィスにいるとどうしても身構えているような感じで、100%のリラックスは難しいかと思うのですが、自宅ならたとえ休憩時間にアイスを食っても法務部に報告されずに済みます。
会社でアイスを食うと怒られる会社があると聞いて、会社の屋上でベーコンを燻している俺が震えてる。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) May 26, 2020
社内でアイスを食べた新入社員を注意 法務部に密告される事態に #ldnews https://t.co/6n83yjj5FX
また、きっかり1時間休むことができるため切り替えがしやすく、午後からピシっと作業することが可能です。
③電話・来客がないから集中しやすい
「オフィスでは11分に1回、話しかけられる。そんな状態で深い集中なんてできるワケがない」と話す人がいます。
「日本人が一番集中できない場所は、オフィスなんですよ。11分に1回、話しかけられているらしいんですよ。サラリーマンって。11分でものすごく深い思考なんて絶対にできない」(井上一鷹)
— NewsPicks [ニューズピックス] (@NewsPicks) January 12, 2020
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もちろんこれは企業・業種によって大きく異なる部分だと思うので一概には言えませんが、とはいえ来客のたびに席を離れる、電話のたびに思考が中断される、というのは確かに深い集中ができる環境ではないかもしれません。
まぁ筆者みたいな新入社員はそもそものインプット量が足りてない場合が多いので、「集中できない!」なんて言える立場ではないのですが。
④コーヒーを浴びるほど飲める
コーヒーって利尿作用があるので、飲んでいると1時間に1回くらいトイレに行きたくなる事もあります。これオフィスだったらめちゃくちゃ面倒くさいと思います。時間もロスしますし。
しかし自宅であればトイレは比較的近い場所にあるため、別にコーヒーをいくら飲んで何度トイレに行こうが時間ロスは抑えられます。
実際に筆者も在宅ワークになってから、1日1リットル近くコーヒーを飲んでいました。
ちなみにコーヒーの摂取量目安は1日あたり3杯とされているらしいので、筆者の場合は過剰摂取です。みなさんは気を付けましょう。
参考 「コーヒー1日3杯」を各社が勧める理由とは ~ポリフェノールと健康習慣~在宅勤務のデメリット
①短いやりとりは、やはり対面のほうが効率的
「これどこを押せばいいんですか」「これで合っていますか」という、新人であれば何百回は質問するであろうカンタンな質問、ありますよね。
対面であれば先輩に聞けば5秒くらいで教えてもらえますが、例えばslackなどのチャットツールだと1分くらい掛かってしまう場合があります。
ですので聞きたいことが何個もある場合はslackでイチイチ文字を打つより、5分くらいもらって、zoomでやりとりするようにするといいかと思います。
②何となく自室でリラックスできなくなる
部屋で緊張感をもって仕事をするようになるため、何となく自分の部屋が仕事部屋のように感じてしまい、リラックスしにくい点もあります。
というより自分の部屋に飽きる。
「食寝分離」という言葉がありますが、この場合「職寝分離」が出来なくなるおそれがあり、気分の切り替えが大変になります。
③刺激がない、自分が未熟だと感じられない
これは筆者が感じた、テレワークにおける最大のデメリットです。
周りの先輩方の仕事ぶりを直接見る事ができないので、刺激にならないのです。
先輩と同じ空間にいれば「自分はなんて仕事が遅いんだ」と痛感しますが、リモートだとそういった刺激を受けることができないのです。
実際、筆者は在宅ワークの時より1日あたりの可処分時間はおよそ2時間減りましたが、1日あたりの勉強時間は60分くらい増えました。
その理由としては「先輩と比べてなんて自分は雑魚なんだ、このままじゃヤベェな」という危機感を肌で感じたからです。
とはいえ:在宅勤務は夢の働き方?【快適】
皆さんもTwitterとかで以下のような人たちを一度は見たことがあると思います。
- 通勤がイヤなのでフリーランスになりました
- アフィリエイトで自由を手にしました
- プログラミング学んで在宅ワークできるようになりました
- Noteでコンテンツめっちゃ売って、大学生ながら50万くらい稼ぎました
といったアカウントです。
実は筆者、軽くですがこういった界隈を2年間ほど断続的にウォッチしており、実際にアフィリエイトなどで就職せず暮らす事ができるようになった人々も複数知っています。(真偽はさておき)
しかし逆に、そんな夢のような生活が一転して、例えばGoogleのアルゴリズムアップデートなどでサイト順位が落ちて人生が狂った人も知っています。
つまり何が言いたいかというと、在宅ワークという労働環境を得るために自らの人生を賭して戦ってきた先人たちが少なからず存在している、という事です。
在宅ワークとはそれほど価値があるモノである、とも捉えることが出来るのです。
例えば、今でこそ女性の参政権は当然の権利として認められていますが、それを勝ち取るために先人たちが婦人運動を起こしてきた歴史があるのと似てますね多分。
最後に:トータルで考えると在宅勤務はメリットだらけ
という事で今回は、新入社員の立場からテレワークについて語ってみました。
デメリットも論じてきましたが、筆者の感覚ではやはりテレワークのメリットは大きいなと思っており、企業としても社員に支給する交通費や電気代などを節約できますし、社員としても時間的なゆとりが増えます。
可処分時間が増えれば、例えば運動する人が増えて将来的に医療費の節減に繋がる可能性も微粒子レベルで存在している…?
ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、まあそれくらい、労働者のライフスタイルが根本的に変わる可能性があるのかなと勝手に想像しています。
奇しくも「働き方改革」が叫ばれている中でコロナ襲来。世の中とは不思議なものです。これで本当に改革が進めばいいのですが。
という事で今回は以上になります。ありがとうございました。
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