先日「ネットマーケティング検定」を受けてきました。
ネットマーケティング検定受かりました。
— いとう/webマーケター見習い (@toma07_15) August 4, 2020
関連知識がガバガバ過ぎて草も生えない。
残るは、
・webアナリスト
・ITパスポート
・webデザイン技能検定
・ウェブ解析士
まぁ資格マニアとか言われようが新卒一年目なんてこんなもんやろと思うことにしています。 pic.twitter.com/Y50l46O7BQ
難易度としては易しく、私が学生の頃に気が向いてノー勉・初見で取り組んだ公式サイトの「サンプル問題」では合格ラインジャストの7割をたたき出し、さらに公式テキスト に付いてた過去問では85%の得点率をマークしました(イキリオタク)
本番も86%得点と、そこそこ順調に得点することができました。
試験範囲はSEOや各種広告、プログラム、システム開発、外注、関連法規やデータ分析方法など、「浅く広く」となっています。
でも、だからこそ今からWebマーケティングを学びたい人には「ネットマーケティング検定」をオススメします。
ネットマーケティング検定の概要
公式サイトの一覧に載っている情報に肉付けしてお伝えすると、
(青下線の箇所は私が勝手に追記したところ)
試験目的 | 自社と市場との関係を構築するために必要となるインターネット・マーケティング全般の基本知識・方法論などの保有度を測定します。 |
---|---|
認定基準 | 企業のWeb担当者に求められる「ファシリテート能力」、「We b に関する知識や技術」、「ネットマーケティングに関する知識」、「経営戦略と連動したWebブランディング能力」を有する。 |
問題数 | 40問(基本問題30問+事例問題10問) |
解答形式 | 択一選択式(4択)※現在点ではペーパーテスト |
試験時間 | 80分 |
試験日程 | 各団体において都合の良い日時を設定し受験することができます。 ※年2回 |
申込締切 | 試験実施日の2週間前まで |
合格基準 | 得点率70%以上 |
受験料 | 6,000円(税込み) |
累計受験者数 | 5,562名(2019年3月31日) |
合格率 | 70.0% |
学習時間の目安 | 15時間 |
勉強方法 | 公式テキストを読み込む(Amazonで2,000円ちょいで購入できます) |
試験会場 | 札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全5都市 ※しかし今後、在宅試験にシフトする可能性を公式が示唆 |
難易度 | そこそこ簡単 |
基本的な情報は以上になります。
試験会場が全国で5か所しかないので正直不便なのですが、今後は在宅試験を増やす的な事を公式が言っていたので、もしそれが実現したら格段に受験しやすくなるかもしれませんね。
ここまでで「ネットマーケティング検定」が気になった方は、公式サイトの「個人受験の流れ」から申し込みができます。
ネットマーケティング検定の具体的な勉強方法
基本的に公式テキストを読むだけで充分
公式テキストが2,000円くらいで買えるので、これ1冊を読めばOKだと思います。
過去問題集もありますので、しっかり対策をしたい方はあわせてどうぞ↓
もっとイメージを持って勉強したい人へ
先ほど「基本的には公式テキスト1冊用意すれば最低限はOK」と申し上げましたが、とはいえ筆者からすると「全くの初心者の場合、公式テキストだけだと具体的なイメージが湧きにくいかも」という気がしており、そんな方は別途「沈黙のWebマーケティング」「沈黙のwebライティング」を読む事をオススメします。
この本のザックリとした紹介をすると、
”コンサル料が1時間で500万円というゴリマッチョの厳ついwebマーケターが、弱小サイトを改善していくというマンガ風の本”
で、なんか改めて調べたら公式サイトまであったので共有いたします。
事例まで一緒に勉強ができるし、マンガ風でスラスラ読めるし、何度も読み返したくなる面白さだし、Amazonレビューの評価も高いです。
もちろん沈黙のwebシリーズを読まなくても合格できると思いますが、よりイメージを持って勉強したい方にはかなりオススメです。
ネットマーケティング検定に合格する意味
【残念な事実】就活や転職で特大アピールになる事は無いでしょう
そもそも基本的な考え方として、webマーケティングにおいては独占業務(例えば弁護士の仕事は弁護士資格が無いとできない)といったものがないため、ぶっちゃけ資格より経験とスキルと実績の方が重視される傾向にあると思います。
みんな大好きマナブログのマナブさんも、過去に以下のツイートをされています。
Webマーケティング業界で、資格なんて圧倒的に不要だと思う。
— マナブ@バンコク (@manabubannai) April 9, 2018
5年くらい仕事してきたけど、資格の有無なんて聞かれたことがないし、資格取っても受注率が上がるとは思わない。資格学習するより、ブログPVを伸ばした方が、よっぽど信頼されると思います
ですので、ネットマーケティング検定でアピールできる事としては、
- ネットマーケティングの事はまぁちょっとは分かるよ!実務経験ないしリスティング広告とかもやった事ないけど!
- 用語とか基本的なところは一通り知ってるよ!
くらいにとどまるかと思います。
しかし、例えば新卒就活などであれば「あぁ、この子ちょっと勉強してるしwebマーケティングについてしっかり興味を持ってるんだな」といった印象を与える事はできると思います。
ただ、いずれにしても就職・転職に直結するほどの大きなインパクトを与えられるような資格ではないと認識した方がいいでしょう。
じゃあなんで筆者は受験したのか
新卒という立場でもあるため、Webマーケティングを「体系的に学ぶ」という事をしたかったからです。
自分ひとりで勉強しても、どうしても学習範囲に偏りが出てしまいますしね。
そのうえで、筆者は資格とかのゴールが無いとやる気が出ないタイプなので、モチベーション維持装置としてネットマーケティング検定を利用したような感じです。
もちろん合格した時はうれしかったですが!(笑)
ネットマーケティング検定にメリットはあるの?
ちょっとマイナスな事も含めてお伝えしてきましたが、メリットはもちろんあります。
具体的には、
- 受験料やテキスト代金が比較的安価
- 次の資格や学習のステップにしやすい
という2点があります。
1.受験料やテキスト代金が比較的安価
他のwebマーケ系の資格を見てみると、テキストと受験料で2万円オーバーする資格もザラです。
資格ビジネスの闇です(消される!消される!)
しかしネットマーケティング検定はテキストと受験料を合わせても8,000円代でおさまるでしょう。その点では非常にリーズナブルと言えます。
また今後は在宅試験も導入していくような事を公式が匂わせていたため、もし実際に在宅試験になれば交通費や移動時間も浮きます。
つまりトータルコストが非常に低い資格であると言えるのです。
2.次の資格や学習のステップにしやすい
冒頭でもお話しましたがネットマーケティング検定は「浅く広く」の試験のため、例えば今後「ITパスポート」などを狙っている場合はその足掛かりとする事もできますし、「ウェブ解析士」「webアナリスト検定」「GAIQ」なども部分的にカバーできます。
つまりネットマーケティング検定を起点として、様々な分野に挑戦する事ができるようになるのです。
これも冒頭で
いとう
今からWebマーケティングを学びたい人には「ネットマーケティング検定」をオススメします。
とお伝えした理由でもあるのです。
まとめ
という事で今回は「ネットマーケティング検定の難易度や勉強法・取得する意味について」を語ってきました。
ネットマーケティング検定に限らずwebマーケティング系の資格については「実務経験が大事!資格なんて養分にされてるだけ!」などと割とボロクソ言われる事が多いですが、
- 勉強のモチベーションを維持するため
- Webマーケ分野で、基本となる学習をするため
といった動機があるのであれば、充分に受験する価値があると思います。
実際、ボロクソ言っているのはベテランのwebマーケターさんが多く、すでにWebマーケでご飯を食べているベテランからしたら意味ないと感じるのも当然ですよね、って感想です。(なぜか喧嘩腰)
事実、「ネットマーケティング検定」が新卒の研修カリキュラムになっている企業もある(らしい)ので、webマーケの基礎固めにはうってつけだと言えます。
ご興味があればぜひどうぞ。
今回は以上になります、ありがとうございました。
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