大学生や社会人になって一人暮らしをするようになると、家での会話の機会がどうしても減ってしまいます。
家に誰もいないので当然ではありますが、とはいえ会話能力が下がってしまわないか心配になる人も多いかと思います。
そこで今回は、「一人でも出来る、会話能力を維持/向上させる方法」についてです。
最初に:会話の機会が減ることで起こるヤバイこと
- 声帯が衰え、声量が落ちたり、滑舌が悪くなる
- 顔や首周りの筋肉が落ちやすく、たるんだ印象を与えやすくなる
- 内容を組み立てて話す力が伸びない or 落ちる
こういったデメリットが考えられます。
つまり会話の機会が減ると、「声帯の筋肉」という物理的なものと、「論理的に話す」といった能力的な部分の2つにとって悪影響を及ぼすことが考えられるのです。
しかし、以下でご紹介するような方法を実践することで、これらを防ぐことが可能ですので、ひとまず安心して下さい。
部屋で一人で出来る!会話能力を落とさない方法
名付けて「3分間ボイスメモトレーニング」
「3分間ボイスメモトレーニング」とは、記事や新聞を見て、その内容の概要や思った事を3分程度にまとめて話し、スマホ等に録音するといった方法です。
- まず3~4分程度で新聞やニュース記事を読む
- 3分間で、読んだニュースの概要や考えた事を喋る
- ボイスメモに録音した音声を聞く
- 自分の話し方の悪いクセなどを修正する
上記のような方法なら合計10分程度で終わるので、毎日のスキマ時間で出来ます。
また、話すことでニュースの内容が頭に残りやすいため、普通に記事を読むよりも効率的です。まさに”一石三鳥”くらいの効果はあるでしょう。
ちなみに、「じゃあニュースはどこで読めばいいの?」という疑問ですが、結論を言うと「ネット記事でもOK」です。
もちろん紙で「日本経済新聞」あたりを読むのがベストでしょうけども、お金も掛かるので、下記のような無料で全文読めるニュースサイトで代用しても良いかと。
いちおうツイートも載せておきます。↓(なんかツイートだと”10分間”とか言ってますよコイツ…気にしないで下さい。笑)↓
内向的な学生にオススメしたいのが「3分間ボイスメモ トレーニング」です。
— /とーま/ (@horizonenamel) December 17, 2019
まず新聞でもニュースでも何でもいいので、10分間ほど情報に触れる。
そのあと自分の考えを3分間、スマホのボイスメモに録音し、それを聞くのです。
他者に指摘される前に「変な事言ってるな」と自覚できるのがよき
内向的な学生にオススメしたいのが「3分間ボイスメモ トレーニング」です。
まず新聞でもニュースでも何でもいいので、10分間ほど情報に触れる。
そのあと自分の考えを3分間、スマホのボイスメモに録音し、それを聞くのです。
他者に指摘される前に「変な事言ってるな」と自覚できるのがよき
ちなみに「3分間」に深い理由はありませんが、あまりに長時間ダラダラと喋っていても、声帯は鍛えられるかもしれませんが”論理的かつ順序立てて話す”という意味での「会話能力」の向上はあまり期待できません。
そのため、ここでは「3分間」という時間設定にしています。
「いやいや、自分は声帯さえ鍛えられればそれで良いよ」という人は、下記のような方法がオススメです↓
他の方法
他の方法として、例えばカラオケに行くことや新聞・本などの音読などは、耳鼻咽喉科の医師もオススメしている方法です。
先ほどの「3分間ボイスメモトレーニング」は、脳と声帯を総合的に鍛えるような目的がありましたが、声帯の筋肉だけを集中的に鍛えたいときは「カラオケ・音読」の方がより適しているでしょう。
「3分間ボイスメモトレーニング」を2週間ほどやってみて起きた変化
話すコツはやはり「慣れ」だと改めて気付く
筆者自身も実際に「3分間ボイスメモトレーニング」に取り組み始め、この記事を書いている時点で、開始から2週間ほど経過しています。
たった2週間ですが効果を実感しており、例えば、
- 今日の記事は、3日前に話した内容と似てるな。じゃあ今日はそれと絡めて話してみるか。
- 昨日はこんな事を話してたけど、今日はちょっと考えが変わってるな。
- 話す内容の密度が上がってるな。
などと、(良い意味で)かなり変化を実感することができるようになりました。特にプレゼンや面接に必要な力は付きそうだなと。
(まぁ僕はかなりの”あがり症”なので、まずはその克服からですが…笑)
それと、やはり「話すことに慣れるには、話すしかない」ということが実感できます。当たり前のことですが…。
「3分間ボイスメモトレーニング」は一人なので別にミスっても良いし、伸び伸びと思い切って喋ることができるので、僕みたいなあがり症でもストレス無く話すトレーニングが出来るのでオススメです。
余談:日本は「聞き手文化」
日本はよく「聞き手文化」などと言われています。つまり、相手が話したことが理解できないのは、聞き手の理解能力が足りないから、という考え方をしやすい文化だと言われています。
逆に、例えばアメリカなどは典型的な「話し手文化」であり、話の内容が理解されないのは話し手に問題がある、と考えるというのです。
もちろんどちらが優れてるか、とか「アメリカすげぇ」とかが言いたいワケではありません。しかし、「聞き手文化」だからこそ、ちょっと話すことに慣れておくだけで、わりと良い評価が得られやすいのかもなぁ(下心)と考えたりもしています。
実際、最近は「話す能力こそ大事!」「書くスキルはコモディティ化している!話せないとダメ!」とかが以前にも増して言われるようになっていて、僕も耳が痛いです…笑
このあたりを詳しく知りたい方は、下記のような本が非常に参考になると思います。
最後に:今回のまとめ
さて、ここまでの総まとめをしてから終わりたいと思います。
- 声帯が衰え、声量が落ちたり、滑舌が悪くなる
- 顔や首周りの筋肉が落ちやすく、たるんだ印象を与えやすくなる
- 内容を組み立てて話す力が伸びない or 落ちる
- 3分間ボイスメモトレーニング
- 声帯を鍛えるだけなら「カラオケ・本や新聞の音読」でOK
- まず3~4分程度で新聞やニュース記事を読む
- 3分間で、読んだニュースの概要や考えた事を喋る
- ボイスメモに録音した音声を聞く
- 自分の話し方の悪いクセなどを修正する
以上が今回のまとめになります。
とにかく「一人暮らし」だと、気付かぬうちに会話機会が減っていることもあるので、ぜひ「3分間ボイスメモトレーニング」等、実際にやってみて下さい。オススメです。
コメントを残す