→「いとをかし.net」とは?/お問い合わせ←

文系大学生が「とりあえず公務員目指す」を辞めた方がいい理由【地方公務員】

文系大学生が「とりあえず公務員目指す」を辞めた方がいい理由【地方公務員】

安定しているし福利厚生バッチリだし、とりあえずは定年まで働ける「公務員」は、多くの大学生(特に文系の学生)から人気の就職先となっています。

 

僕も公務員になるために、公務員への就職実績が高い国公立大学に入学しました。

しかし、結果的に今は公務員志望を辞めています

 

今回はそういった経験談や実際のデータも踏まえつつ、文系大学生が「やりたい事無いからとりあえず公務員目指す」を辞めた方がいい理由を述べていきます。

ちなみに、一概に「公務員なんてオススメできない!」などと主張しているワケではありませんので、ご了承ください。

以下では志望者が比較的多い「地方公務員」を中心にお話を進めさせていただきます。

(県庁職員や市役所職員などのことを指します。)

公務員試験対策は圧倒的に時間がかかる

公務員試験対策は圧倒的に時間がかかる

言うまでもなく、公務員になるには「公務員試験」をパスしなければなりません。

地方公務員の第一関門となる筆記試験は、「教養試験」と「専門試験」に分かれています。

 

一部の市役所などは教養試験のみで受験可能ですが、ほとんどの県庁などでは教養試験に加えて専門試験を受ける必要があります。
(自治体によって異なる事項が多いため、必ずご自分の地域のホームページ等で確認しておいてください。)

つまり、はじめから教養試験のみの市役所狙いの人以外は、「教養試験」と「専門試験」の両方の対策が必要になるのです。

 

で、本題の「合格までに必要な勉強時間」は、

  • 教養試験のみの市役所→700~1000時間(半年~1年くらい)
  • 教養試験+専門試験の県庁など(地方上級や国家公務員一般職)→1200~1500時間(1年~1年半くらい)

と言われています。合格体験記やセンパイの体験談も踏まえると、だいたいこのくらいが一般的だと言われています。

 

このとおり、公務員試験対策には圧倒的な時間が掛かるんですよね。

したがって、このくらいの時間を大学生活の中で使う覚悟や情熱はあるのかを、まず自分に問いかけてみましょう。

特にこだわりや熱意も無く”なあなあ”で勉強してしまうと、いつのまにか時間だけが過ぎ、試験にもパスできず何も残りません。

 

しかも大学受験などと違って、公務員試験の勉強内容は公務員試験でしか活かせないのです。

当然ですが公務員試験の勉強内容でIT企業を受けるとかはできないので、リスクヘッジがちょっと難しいといった点があります。

ちなみに、「教養科目」だけで受験できる市役所は以下のサイトから検索可能です。
今回の内容にはあまり関係ありませんが一応載せておきます。

 

ここで軽く僕の体験談

僕の大学はよく「公務員に有利」と言われている大学です。

そして新2年生のガイダンス時に、「早い人はすでに公務員試験の対策を進めている」とのアナウンスがありました。

すなわち2年生の4月~4年生の6月前後(場合によっては秋くらいまで)という期間を、公務員試験に割くことになるのです。

(とはいえ新大学2年生からはさすがに早すぎだと思うので、おそらく我々学生に危機感を持ってもらうために多少の誇張もあったかとは思いますが)

公務員試験に学生生活の時間を注ぐ熱意や覚悟があるか、今一度自分に聞いてみましょう。

本当に公務員の「仕事内容」に興味がありますか?

公務員の「業務内容」に興味があるかどうか

  • ラクそうだから
  • 人生安定させたいから

こうした理由だけで公務員を志望してしまうと、やはり挫折しやすいかな、と思います。そして、仮に公務員になったとしても「仕事が楽しくないなぁー…。」と、”コレジャナイ感”を覚えてしまう可能性もあります。

 

公務員としての仕事のドコに魅力を感じたのか。その上で自分の興味や関心は何か。

そこをハッキリさせておく必要があります。

実際に公務員になる学生の割合を考える

なぜここまで注意を促しているかというと、繰り返しになりますが「中途半端にお金と時間を使ったけど、やっぱ辞めた」となると、学生生活におけるロスが非常に大きいからです。

 

さて、僕の大学は「公務員になろう!」な風潮が強いところですが、大学の公務員講座(受講費5万円)をとって、実際に最後まで通い詰める人は3人に1人くらいだそうです。

そこからさらに公務員試験に合格し、実際に公務員として働く人の数はもっと絞られるかと。

僕の大学のデータで恐縮ですが、入学時のアンケートで「公務員になることを考えている」と回答した学生は全体の7割にのぼったそうですが、4年後の進路情報を見ると、実際に公務員になった人は全体の「約8%」でした。

もちろん大学での学びを通してやりたいことが変化した等、さまざまな理由はあるかと思います。しかし実際にこうした数字の開きがでてくる、ということはお伝えしておきたいと思います。

昔から公務員への就職実績(だけ)がそこそこ良い国公立大学でさえそうなので、そう考えると実際に公務員になるまでの道のりは想像以上に険しいかと。

 

こういった事実も踏まえておきましょう。

じゃあどうすればいいの?

経験談から言えることは、一度公務員試験を受けると決心したからといって、あまり外界をシャットアウトしない事です。

当時の僕は、

いとう

公務員試験にさえパスすれば人生逆転できるんだし、別にゼミ活動とか手を抜いたりしてもいいし、授業もテキトーでいいか

みたいに、めっちゃ無気力状態に陥りました。(笑)

 

ですので、現時点で公務員志望の学生でも、やりたいことが直前になって変わったり、場合によっては試験に失敗してしまう可能性もあることも考え、やはり公務員以外の世界に早めに触れておく事をオススメします。

試験対策は3年生の4月前後から開始するのが一般的だそうですが、だとするとそれ以前の丸2年間は完全フリーです。

 

その期間、全く何もしないと本当に空白期間になってしまうため、留学でもスポーツでも、自分のやりたい事を深堀りできると良いかと思います。というかできればよかったと後悔してます(笑)

 

以上、経験談からお伝えしました。

最後に:僕が公務員志望をやめた理由

ここまででお伝えしたかった内容は終わっているのですが、以下では参考までに「僕が公務員志望を辞めた理由」をお伝えしています。

ご興味があればどうぞ。


さて、僕が公務員志望を辞めた理由ですが、以下の3つの理由です。

  1. 公務員試験対策が、大学受験の延長のように感じたから(暗記ゲー)
  2. 個人的に、公務員の仕事にそこまで興味が持てないと思ったから。
  3. 公務員の仕事が大幅に機械化、自動化されたときに、生き残れないと思ったから。

特に3はSFかよって思いますよね。

ただ、ほんの10年前にスマホが登場してここまで普及するのが予想されていなかった事を考えると、ありえなくもない話だと思ったんですよ。

 

一般的に公務員の転職は難しいと言われています。
ですので、仮に40代とかで仕事が無くなる or 現在のような雇用が保障されなくなった場合、ピンチですよね。

 

また、公務員試験対策をしているうちに、高校や大学入試の延長みたいに感じてきたのです。

法律や政治学のみならず漢文もやるし、理科もやるし、数学もあります。しかも全部暗記だし、結局パターンやテクニックとかの勝負なのです。

 

そこに時間を掛けすぎるのは、ちょっとやりたい事と違うかなと思ってシフトチェンジしました。


さてここまでで、文系大学生が「とりあえず公務員目指す」を辞めた方がいい理由をお伝えしました。

 

公務員関連で色々と悩んでいる方の参考になったら嬉しく思います。

では、記事は以上です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA