みなさんが就職活動をする際に重要視するポイントは何でしょうか。
- 職場の雰囲気は良いか
- 興味のある業種か
- 有名企業かどうか
こういった様々な理由があるかと思いますが、世の中には
「年収の高さで就職先を選ぶ人」
がいるらしく、これがどうも筆者には理解できないのです。
最初に:僕らは死ぬまで働く世代
長寿大国、ニッポン。
定年はドンドン延長され、55歳だったのが60歳へ、そして65歳へ。
そして最近では「70歳雇用」なんて事も言われ始めています。
そして定年が伸びるたびに「あぁ~マジかよ!死ぬまで働けってか!?」という声が上がる。
そのたびに僕は思うのですよ。
いとう
と。
まぁこんなこと言うと「世間を知らずな若造がまた青臭い事を言ってるよ」って感じですが、今回はどうかお許しください。
しかし医療技術が進歩し、健康寿命が伸びているのであれば、死ぬまで働かざるを得なくなる可能性は考えられます。
もちろん、何らかの理由でそれが叶わない人に対する社会保障は従来どおり必要だと、筆者も思っています。
よって、死ぬまでやりたいと思える事を仕事にできるのがいいよね、って話です。
「でもそんなの一部の人にしかできないだろ!」
という方は、普段の仕事とあわせて、死ぬまでやりたいと思える仕事を副業としてチャレンジする、というのもひとつの現実的な選択肢だったりすると思います。
- 死ぬまでやりたい事はありますか?
- 死ぬまで勉強したい事はありますか?
僕ら若者世代は、こういった基準で仕事を考えないといけない段階なのかもしれません。
ちなみに「起業」について学んでみたいと考えている大学生は、「ウィルフ」というスクールで無料体験学習が可能です。
オンラインで全国から参加可能ですので、興味がある方はチェックしてみて下さい。
大学生は「起業」を学んで、就活や学生生活を圧倒的に有利にしよう【方法も解説】「年収」は1つのモノサシでしかない
現時点で年収は学歴で決まる部分もあって、そしてその学歴は、悲しいかな親の資産や環境に大きく左右されてしまいます。
にも関わらず、なぜか多くの人が「年収」のみを基準としたゲームルールで戦おうとしているのです。
学歴の有無や業種、やりたい事や得意な事などが個人個人で違うのにもかかわらず、です
「年収」という基準だけで言えば、たとえば東京生まれ東京育ちのエリートの方が圧倒的アドバンテージがあります。
そういった人たちと同じフィールドで戦うのは、いささか分が悪いと言わざるを得ません。
好き好んでそのゲームルールで戦うならさておき、そうでない人はきっと消耗してしまうでしょう。
従って、年収ベースで考えるよりも「様々なモノサシを持ち、戦う場所をずらしつつも自分の特性を活かす」といったスタイルもいいんじゃないかなと、筆者は考えています。
つまり重視すべきなのは年収でも、企業の名前や「就職偏差値」などでもなく、自分のスタイルにバシッとハマる場所を選択することなのです。
お金以外の「価値」に目を向ける
ここでは「お金稼ぎなんて汚い!」などと、そんな的外れな事を言うつもりはありません。
さて、お金は「価値」を数値化したものですが、この「価値」には、お金に換算できないものも含まれます。
例えばボランティア活動やNPOにおける活動、筋トレをした時の爽快感や達成感などなど、様々なものがあります。
特に現代はモノが溢れ、物的に豊かになってきているため、上記のような「お金に換算できない価値」が注目され始めているのです。
優秀な大学を卒業して、大企業で高い年収を得られるポテンシャルのある学生が、あえてNPOなどの団体に入ったりする例が増えていますが、それはお金以外の価値を重視する人が増え始めているからだと考えれらます。
クラウドファンディングから学ぶ価値の多様化
また、「お金以外の価値が注目されている」というのは、クラウドファンディングの例からも見てとれます。
従来の方法だと、資金を集める手段は株式投資などが一般的でした。
そして出資者は、金銭的な見返りを求めて出資する場合が多かったのです。
ところがクラウドファンディングは金銭的な見返りを必ずしも求めず、そのビジョンに共感し、価値があると思った人が出資しているのです。
これは従来では考えられなかった事でしょう。
この例からも、金銭的価値以外の価値が上がってきている事が分かります。
「ワークライフバランス」の先
最近は「ワークライフバランス」という言葉が流行っています。
働き方改革の1つで、「仕事とプライベートを両方充実させて、相乗効果を生み出そう!」といったモノです。
一見スバラシイこの取り組みですが、最近は「ワークライフバランス」ではなく、落合陽一さんが提唱する「ワークアズライフ」も話題になっています。
メディアアーティストの落合陽一さんが提唱。
ワークとライフの関係性は完全に「バランス」ではなくなったため、「差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける」という事
↓詳しくは下記の著書から↓
要は「仕事=趣味だしゲームみたいに無限にやれるもの」みたいなイメージだと思います。
例えば僕はこういったWeb記事を書くのが好きですが、好きなタイミングで作業が可能なので「仕事してる感」がゼロです。
もちろん辛い時も多々ありますが…。
つまり、こういった「趣味×労働」という仕事選びが、死ぬまで働く僕ら世代にとって年収以上に必要な基準であるのかもしれません。
じゃあ、どういう仕事・生き方を選ぶべき?
仕事
なかなか難しいと思いますが、漠然とした「興味関心」よりも、
- ずっと勉強していても苦ではない
- 趣味の感覚に近い
- ゲーム性がある
こういった基準で仕事を選ぶようになっていくのかなあ、と思っております。
何度も言いますが年収だけではなく、自分が本当に興味があって、生涯にわたって勉強し続けたいと思えることを仕事にするのが理想であって、年収というただ1つのモノサシだけでは、人生が幸せにならないと思っています。
まぁここで幸福論的な事を言い始めてしまうと
「幸福とは主観であり、人それぞれに違うものである!」
という、永遠に終わりの来ない議論になってしまうのでここまでにしておきますが、ひとつの考え方としてズバリ皆さまにお伝えしたかった事なのです。
最後に
「年収だけで企業を選ぶ就活生が理解できない件」という内容から若干飛躍してしまった部分もありましたが、筆者の主張は以上です。
最近、有識者の間でよく言われているのが、
「ここから2030年くらいに掛けて、明治維新レベルの事が起こる」
という事。
僕は有識でもなんでもないので「はぇ~…」って感じなのですが(笑)、確かに5G等やAIなどの技術を考えると、従来までの僕らの生活が大幅に変化する事は間違いありません。
そんな中で、僕らは従来の固定観念に囚われすぎず、もっと柔軟に生きていかなければならないのかもしれません。
もちろん倍率の高い大企業で就活チャレンジをする、といった姿勢も素晴らしいと思っているので、そういった人を否定するつもりは全くありません。
しかし今回は従来の「大企業ファースト」な就活を別の視点から考えるという意図で、ツラツラと書かせて頂きました。
大学生は「起業」を学んで、就活や学生生活を圧倒的に有利にしよう【方法も解説】
では、記事は以上になります。ありがとうございました。
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