兄弟がいる人なら一度は、
いとう
と考えたこと、ありませんか?
そして一番違いを感じる点といえば、やはり「顔立ち」ではないでしょうか。
中には兄弟間のルックス格差に悩んでいる、といった方もいるかもしれません。
実は僕にも「兄弟間のルックス格差に苦しんだ」という経験があります。
今回はその経験談をお話しつつ、同じ悩みを抱える人の参考になる部分があればと思います。
最初に:ルックス格差の詳細
私事で恐縮ですが、僕には兄と姉がいまして、それはもう外見にエグい差があるのです。
- 兄→DAIGOさん似。高校時代のあだ名は「王子」
- 姉→行く先々で「可愛い」とか言われるらしい
高校時代はたぶんアイドル扱いされてたんじゃないですかね。
さて、ここで僕のスペック。
- ぼく→親から「もっと男前ならいいのに」と言われる。学校で完全に先生の腹いせで怒られるようなタイプの人
一目瞭然ですね。
以下では、こういった背景でお話をしていきます。
兄弟間ルックス格差の経験談
その悲劇は、お通夜という親戚同士が集まるイベントで発生しました。
当時の僕は高校3年生。しかも大学受験勉強の真っ只中の12月。
そして姉と兄は大学生。
余談ですが僕はその日、丸1日にわたる長い模擬試験を戦い抜き、鮮烈な戦死を遂げた(大失敗した)あとでした。
つまり、既にメンタルは半壊していました。
そこから追い打ちを掛けるようにして悲劇は始まったのです。
親戚の家に着くと、すでに大勢の親族の方が。
まぁ後から来た身なので、親族の方々に挨拶していきます。
すると親族の方々はまず兄を見て
- ハンサムだなぁ~。
- カッコいいねぇ。
- 男前だねぇ~!
そして姉を見て
- ○○(姉の名)ちゃん、可愛い~!
- おいおいキレイだなぁ。
などと絶賛の嵐。
…
…いや俺は!?(笑)
完全にスルーされつつ、部屋に通されたのでしばらくそこで過ごしていました。
さて、兄はその短時間で完全にマダムたちの心を掴んだらしく、台所から楽しそうな会話が聞こえてきます。
姉はというと、ただ座ってるだけなのに男女問わず「可愛い」との声が。
「立てば芍薬座れば牡丹」とはよく言ったもので、座っているだけでも美しい物は褒められるのですな。
センター試験の国語に出ても対応できましたね。まぁ出題されなかったけど。
一方の僕はやることがないので、「すみっコぐらし」よろしく、部屋の隅っこで座ってウトウトしてました。
ちなみに僕は牡丹ではないので、別に座ってても何も褒められなかったですね。
いとう
部屋の隅でウトウトしながら、無意識との狭間で聞こえてくる「カッコいい・可愛い・イケメン」という言葉。
全部自分へのあてつけみたいに聞こえるんですよね。
それが辛かった。
そして同じ部屋にいた母親も何かを悟ったらしく、いつもはそんな事しないクセにちょいちょい気を遣ってくれる。
いや、涙出ますよ。
「美しいものが評価される」は仕方ない
抗えない自然の摂理として、「美しいものがトクをする」というものがあります。
一説によると、外見次第で裁判における刑の重さにまで影響するとも言われています。
これを聞くと我々「フツメン以下」は絶望しますが、しかしそういったコンプレックスや不条理は、エネルギーとしてむしろ活用してしまいましょう。
エネルギーに昇華する
悔しい体験やコンプレックスを自分の中でエネルギーに昇華することで、色んなモチベーションが湧いてきます。
カンタンに言うと
いとう
という反骨心を利用するのです。
ルックスは与えられた物に過ぎず、自分で得たものではありません。
たまたま与えられたものだけで自分の価値を語るより、自分で自分の価値を作ってやろうと思って、兄弟の中では一番難易度の高い国公立大学に合格できました。
これもコンプレックスをエネルギーに昇華した例かと思います。
「自分の中でのベスト」を尽くせばOK
自分のルックスを相対的に評価しているとキリがありませんし、人と比較して落ち込みます。
よって、自分のルックスの限界値を引き出す、みたいな考え方がオススメです。
(なんかこういう事を言うといかにもイケメンっぽいかもですが、もう一度ぼくの経験談を読み返してみて下さい。)
自分なりに外見を気遣っていれば、必ずあなたの良さに気づく人はでてくる。
諦めたらそこで試合終了です。
“女性は加齢とともに武器を捨てていく”?
ちょっと怒られそうなことを敢えて言います…。
さて先日、「男性は加齢と共に武器を拾っていく。女性は武器を捨てていく」という言葉を耳にしました。
一見、失礼すぎて全女性から石を投げつけられても文句を言えないレベルだと思いますが…。
しかしこれは女性をdisる言葉では決してなく、男女共通で言えることであって、「これまでルックスだけに頼っていた人は、若さを失ったら何も残らない」というメッセージなのだと思います。
つまり、若さだけで愛されているようなタイプの人は年を重ねてから苦しみますし、あんまり愛されない僕みたいなタイプの人は若さ以外の付加価値を今から高めていくしかないのです。
なんかヘンな例を出してスミマセンでした…
最後に:兄弟がいる中で外見に触れるのはタブーだと思う
ここまでエピソードを聞いていただき、ありがとうございました。
ここで最後に、ちょっと主張したい事を。
さて、ルックス格差を感じた当時の僕は高校生だったのでまだ良いですが、
例えば小学生とか中学生の女の子、とかだったらマジで一生モノのトラウマになりかねないと思います。
だってお年頃の女の子が
- お姉ちゃんのほうが可愛い
- 妹のほうが顔立ちがハッキリしてるね
とかって言われたら、そりゃあもうショックでしょう。
当時18歳の男でさえ、情けなさのあまり帰宅後にトイレで号泣しましたから(笑)
まぁ模試でメンタルが死亡していた、というのも大きな原因ですが。
とはいえ知ってほしいのは、
何気ないその一言が、自分より幼い心を傷つけているかもしれない
という事です。
大人になれば、働いたお金で化粧なり美容院なりである程度は修正が可能ですが、まだ自立してなくてそういった財力もない子に対して言うのは…ね。
あんまりだと思います。
周りの大人はそういった子どものピュアな気持ちを考慮しつつ、接してほしいなと思います。
ということで今回は経験を踏まえつつ、「兄弟間の容姿格差」について語ってみました。
記事は以上です。
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