- 高校の時のテストと比べて、大学のテストはやる気が出ない…。
- だって単位数稼ぎのための科目だし、本当は興味ないよ…。
- イマイチ熱心になれない…。
こういった事で悩んでいる大学生は多いと聞きます。
そこで今回は、大学テストのモチベーションアップのための内容です。
大学のテストでやる気が出ない原因
高校までは、定期テストの内容がそれなりに自分の将来に直結していました。
そのテストの内容が、もしかしたら自分の受験する大学の入試問題に出るかも知れない。
つまり「受験」という明確な目標があったため、テスト勉強を頑張る理由がちゃんと存在していたのです。
しかし大学のテストにおいては(とりわけ単位を取得するために仕方なく、または時間割の都合などで、自分の意志とは関係なしに受講した科目では)勉強のモチベーションが生まれづらいのは当然といえば当然です。
「こんな授業を受けるくらいなら、本を読んでた方がマシだ!」と思うのもムリはないですし、かく言う筆者も授業そっちのけでニコ動を観てました(自白)。
つまりやる気がなくなる原因は、今の自分にとってテスト勉強の優先順位が低いと感じているからなのです。
人間はどんな時に「やる気」を感じるの?
ここでのキーワードは「ご褒美」です。
ちょっと脳みその話をします。
さて、僕らの脳は、明確な報酬が設定されており、それが満たされた時に快楽を感じるようになっています。
例えば「テストで100点を取ったら10万円貰える!」というご褒美があれば、目標を達成して10万円をゲットすることで快楽を得ることができます。(金銭的な報酬に限らず、”褒められる”なども報酬のひとつです。)
また、さらに重要な点は「報酬を得た時だけではなく、報酬が”期待できる”状態」においても同様に、快楽を感じるようになっていることです。
つまり、「自分の欲望が満たされるかもしれない」という状態が、「やる気が出る」という状態を作り出します。
手を伸ばせば届くかもしれない。頑張れば達成できるかもしれない。そう、片想いこそ楽しいんだぜ…!←
そして頑張った結果得られる”ご褒美”が明確にイメージできるから、短期的な苦痛には耐えられるようになる、ということです。
この「短期的な苦痛に耐えられるようになった状態」こそが、やる気に満ちた状態なのです。
そのためには、何度も言っている「ご褒美」を強烈に、かつメタ的にイメージすることが大切なのです。
上記を踏まえて:誰でもできる対策
対策➀”ゲーム性”を持たせる
ゲームにハマったことがある人は多いと思いますが、ゲームに”ハマる”理由は、達成感や満足感といった快楽のトリコになるからです。
前まで全く歯が立たなかったモンスターを相手にしても、レベルを上げたり弱点を知ったりすることで、やがて倒せるようになる快感。
この快感も、先述の”ご褒美“のひとつです。
これを大学のテストで応用して考えると、
- 以前まで知識ゼロだった問題が解けるようになった!
- 空欄がみるみる埋まっていく…!
- 俺強えぇぇぇぇぇ!!!←
このように、非常にゲーム的に楽しめるようになります。
対策②議論する&褒めてもらう
人間は他者から認められることが大好きな生き物です。
よって、例えばテスト前に、SNSやリアルでの友人とテスト範囲の課題について議論したりするのもアリです。
議論することで自分の意見を補強したり、あるいは他者に自分の意見を認めてもらうことでさらに自信になる、などといった様々な効果が期待できるかと思います。
対策③危機感をわざと煽る
言わずもがな、大学で試験をパスできなければ留年を余儀なくされますね。
もし大学を留年したら、多くの場合学費を追加で1年分支払う必要があります。
つまり国公立ではおよそ50万円、私立大学にいたっては100万円近く(またはそれ以上)がムダになってしまうのです。
とりあえず今は勉強しなくちゃ…。将来的にめっちゃ損する….。
と、ネガティブな動機付けではありますが、自分を追い込むには最適です。
このように、自分が将来被るであろう不利益を強烈に意識することで、いやが上にもテスト勉強に集中できるようになります。
対策④適切な目標設定
全テスト中1科目くらいは
こんな科目を勉強したって将来に役立たねえし、意味ねぇよ(半ギレ)
と感じる科目があるかもしれません。
しかしそうではなく、もっとメタ的に捉えるとモチベは一気に上昇します。
どういう事か説明します。↓
例えば経済学部の学生が生物学系の科目を受講したとしましょう。
本来なら、経済学部において生物学の知識はさほど重要ではありません。
重要じゃないと考えるから、優先順位が下がり、やる気もなくなる。これは当然です。
しかしここでやる気を無くすのではなく、「経済学と生物学の共通項を探す」というゲームをするのです。
ところで、かの有名な芸術家「レオナルド・ダ・ヴィンチ 」は、芸術だけでなく天文学や数学などにも優れ「万能人」とまで呼ばれていました。
そんなレオナルドは「私の芸術は、数学者でなければ理解できないだろう」という言葉を残しています。
つまり彼は、数学でも芸術でも天文学でも、その全てに共通項を見つけてメタ認知しているのです。
だからこそ「私の芸術は数学者~」という言葉を発したのです。
そう考えると、例えば先ほどの経済学と生物学の例では、
確かに経済とは、自然界と同じように絶妙なバランスを保っているしくみなんだなぁ
などと、ちょっとした共通点に気づくことができるようになるワケです。
ちょっとメタ的な思考をすることで、一見無意味に思えることでも、実は自分のメリットに繋がっている、と意識できるようになるため、やる気・モチベーションが湧きやすくなるのです。
学校のテストはまさにゲームみたいなもん
大学に限らず、多くの試験はゲームみたいな楽しみ方が可能です。
これまでの努力がダイレクトに数値化され、分かりやすい形で評価され、競う。
このように実にシンプルな仕組みだから、周囲からの賞賛も得やすい。
それによって承認欲求や達成感、満足感が満たされる気持ち良さ。
これはテレビゲームと同じ仕組みで、物的な対価はないけど快感そのものにハマってしまう。
この種の快感を味わう機会はおそらく学校以外では少ないでしょう。
日本でクイズ番組が流行るのは、こういった快感を好む人が多いからかもしれませんね。
大学のテストは楽しむ価値がある
最後は少し脱線してしまいましたが、今回は「テスト勉強のやる気が出ない大学生へ」という内容でした。
大学のテストはダルいし、遊びたいし、バイトしたいかもしれませんが、僕らが思っているほど無意味なものではないのです。
それ以前にテストで手を抜くと後々確実に響いてくるので、上記のような方法でモチベをコントロールしつつ、うまく立ち回って頂けたらなと…!
では、記事は以上です。
ありがとうございました。
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