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飲み込まずに吐き出す「チューイング」はダメなダイエット方法なのか?

飲み込まず吐き出す「チューイング」はダメなダイエット方法なのか?

「チューイング」とは、

摂食障害の一種。 噛み吐き・噛み砕きとも呼ばれる。 食物を口に含み咀嚼して飲み込まずに、ビニール袋等に吐き出すという行為を一定時間に渡って行うものである。

by Wikipedia

という行為です。

ダイエットをしたいけど美味しい物も味わいたい、という欲求を同時に満たすことができるため、ついついやってしまった…という経験のある人も少なくないでしょう。

しかしこの「チューイング」には当然、デメリット等もあるようなのです。

そこで今回は、そんな「チューイング」について語っていきます。

チューイングの問題点

  1. 自律神経が狂う
  2. 食欲が増す
  3. 虫歯ができやすくなる

論文や記事を見ると、こういった問題点が指摘されています。
1つずつ見ていきましょう。

➀自律神経が狂う

食べ物を口に入れ、咀嚼することで脳は「今は食事中だな」と認識します。

ところが、咀嚼した食べ物を飲み込まないと

食べたのに栄養が入ってこない?!

脳みそ

と、脳が混乱してしまい、結果として自律神経が乱れてしまうとの事です。

そして自律神経が乱れると

  • 精神的な不安をもたらす
  • 胃酸が過剰に出て、胃が荒れる
  • さらに悪化すると過食/拒食の原因にもなる

といった、健康上よくない事が起こると言われています。

では、ここで単純な疑問として「ガム」はどうなのか。

噛んで捨てるのがダメなら、ガムも健康を害するのか。

ガムには「ストレスが軽減した」というポジティブな研究論文がある一方で、一般的な食物をチューインガムのように噛んで捨てることが、果たして健康上悪いのか。

これは脳の感覚の問題で、ガムは嚥下するものではないと認識しているのに対し、食物は人間の遺伝子レベルで「咀嚼したら、胃に移動するもの」と認識しているからでしょう。

したがって、チューイングはガムを噛むのとはワケが違う、という事が言えます。

②食欲が増す

先ほどの自律神経の話とも似ていますが、食事をしたはずなのに栄養が入ってこないという「感覚のバグ」によって、むしろ食欲を増大させてしまう危険性がある、といいます。

食べ物を咀嚼したはずなのに、栄養が入ってこない。

これによって、さらに身体が食べ物を欲するようになってしまうというのです。

③虫歯ができやすくなる

単純な話ですが、食べ物が口の中にある状態が長時間継続するため、虫歯ができやすくなるとの事。

チューイングするものが砂糖をたっぷり使ったスイーツなどである場合は、特に虫歯の危険性が高まるでしょう。



チューイングダイエットは正しいのか

では結局、チューイングは正しいのか。

ダイエット法としてアリなのでしょうか。

結論:チューイングはデザート分だけであればOK

僕の私見や経験も含みますが、結論。

最低限のカロリーを摂取した上で、デザートや「なんとなく食べ」の分をチューイングする程度であれば、構わないのではないかと思っています。(道徳的な部分は一旦置いておいて)

ただ問題なのは「空腹時におけるチューイング」です。

身体や脳が食べ物を欲している状態でチューイングをすれば、上記のように「自律神経がバグる、余計に食欲が増す」などの問題が発生するでしょう。

しかし、必要な栄養素を摂取した上で、例えば食後のスイーツのみをチューイングするのであれば、まだマシだと思っています。

要は

空腹(必要な栄養素が足りてない)状態でのチューイング

は、心身ともに害が大きい。

しかし、

ちょっと食べすぎかな…でもスイーツは食べたいな…。
スイーツだけチューイングしよう!

という場合においてのチューイングは、前者と比較して心身への害が少ないのではないかと考えています。

後者は胃の中に充分に食べ物が入っているし、スイーツを食べずに食事を終えても何ら問題ない。

そのスイーツを欲しているのは身体ではなく、脳でもなく、どちらかと言うと「惰性」だからです。

注意:チューイングをオススメしているワケではない

もちろん、チューイングは全員に胸を張ってオススメできるダイエット法ではないでしょう。

道徳的にも金銭面でも良くないし、何より「食品をムダにしている」という罪悪感も強く感じてしまうかもしれません。

色々な意味で、かなりグレーゾーンです。

しかし、必要量以上のカロリーが僕らの健康や精神面を蝕む事もまた事実で。

太ったら自信がなくなる。生活習慣病にもなるかもしれない。
こういった事も事実なのです。

なんとも難しい事です。

個人的には、運動などで気を紛らわすのが一番オススメなのですが…笑

食事の満足度を上げよう

できるだけチューイングに頼らないようにするためにも、食事の満足度を上げられると良いでしょう。

物足りないから食後にちょっとつまんでしまうのも、食事の満足度が低いから、という事が原因だと考えられます。

高級な食品を食べるというワケではなく、常に家族や友人と食事したり、タンパク質や野菜を積極的に摂ったりすることで食事の満足度は上がる事でしょう。

寂しさや不安を紛らわすように食べてしまうのを防げますし、会話しながら食事すれば、食事ペースが落ちて満腹感を得やすくなります。

そして、これらは全てのダイエットに共通して大切だと言えるでしょう。




最後に

ということで今回は「チューイングダイエット」についてでした。

チューイングは食事を咀嚼して捨てる行為。

単純にもったいないし、そのチューニングをガマンできれば数百円くらいのお金が浮くと考えると非常にもどかしい気持ちになります。

とはいえ考え方によっては、正攻法のダイエットのためにお金を掛けたり労力を割くよりか、コスパが良いのかもしれません。

これはもう人によるとしか言えませんが、ただ1つ、チューイングは諸刃の剣であるという事だけは忘れてはなりません。

上記のようなリスクを踏まえつつ、最適な減量方法を見つけて頂けたら、と思います。

まぁ、何だかんだ言って結局運動が一番健康的かつクリーンに減量できる方法だと思うので、

いとう

やっぱり運動、オススメ!

です。笑

では、記事は以上です。

ありがとうございました。

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