中高生のみなさんは様々な部活に入っているかもしれませんが、
- 周りのレベルが高くてついていけない…。
- 毎回自分だけできなくて悔しい…。
- 向いてないのかな…?
なんて思った経験が、もしかしたらあるかもしれません。
今回はそんな悩める人たちに向けた記事です。ポイントとしては、
- 楽しさを見つける
- 自分だけの尺度を持つ
- 部活を頑張ることで得られるリターンを意識する
この3点をご紹介します。
➀部活に楽しさを見出そう
ちょっとおカタい話になりますが、そもそもの部活動の意義を見てみましょう。
文部科学省によると、
自発的に活動・挑戦する中でスポーツの楽しさや喜びを味わい、学校生活に豊かさをもたらす意義
です。(ザックリ要約しましたが)
つまり、部活では楽しさを見出すことが第一に重要だとされているのです。
ですので、今の部活動に少しでもやり甲斐や楽しさを感じているのであれば、まずはそれだけで充分やる意味があります。
②自分だけの尺度を持つ
部活において、
- 全国大会を目指す人
- 地区予選突破を目指す人
- 自己ベストを出すのが目標の人
など、目的は人それぞれです。
ところで、↓こういったツイートを見かけました。
学校スポーツは「勝利」至上主義になってはいけない。人間として「成長」することこそが大事。
このような意見には賛成できない。「勝利」は目標であり「成長」は結果。目標にこだわって初めて結果が得られるのだと思う。そして、「成長」を目指して練習できる人は外れ値(偉人変人)なのではないか。
— Kimitoshi Satoh (@kimikun_s) June 21, 2019
要は「勝利至上主義」は必ずしも悪ではなく、「勝ちたい」と思うからこそ「成長」できる、という事ですね。
しかしここで重要なのは、一体誰に勝ちたいのか。
全国レベルの選手達に勝ちたいのか、都道府県大会のライバルに勝ちたいのか、同じ部活内の仲間に勝ちたいのか。
そこは人によって異なりますよね。
だからこそ自分なりの目標設定が重要なのです。
全国レベルの選手に勝って有名になる事だけが全てではなく、自分の目標設定の中で勝つことを目指す。
これが大事で、逆にこういった考え方をしないと部活動としての価値は無くなってしまいます。
これは実業団(プロ)のスポーツ選手とも共通する部分があって、例えば同じ実業団チームでも
- オリンピックを目指す人
- 国内大会での活躍を目指す人
- 実業団チームでレギュラーを目指す人
と、プロの世界でさえ目標設定は人それぞれなのです。
もちろん実業団の選手はプロとして結果が大いに求められる、という点では部活動と違う部分はありますが、競技者としてどこを目指すかは、個人個人で違っていて良いのです。
ましてや中高生の部活動はアマチュアスポーツですし、自分だけの達成目標を持つ事がなおさら重要です。
③部活を頑張ることで得られるリターン
文部科学省の調査では、「中・高等学校の生徒、保護者、教員の9割以上が”運動部活動は生徒の将来のために役立つ”と答えている」との結果になったようです。↓
「体力が付いた」「スポーツの楽しさを知った」「生活の充実感が得られた」などのメリットがあり、いずれも部活動ならではの効果です。
また、(ここでのトピックとはあまり関係ありませんが)上記の項目以外でも「部活動は運動習慣が付くきっかけになりやすい」という点が非常に素晴らしいと思っています。
現役バリバリで毎日部活動をやっている中高生にはイメージしにくいと思いますが、運動習慣があることは予防医学の観点から見ても非常に良いことなのです。
部活動などで運動経験のある人のほうが運動習慣を付けやすいため、生涯にわたって健康な身体を維持しやすくなるのです。
ちょっとピンと来ないかもしれませんが、つまり部活動を継続していると、精神面や身体の健康面などを含めて”将来のために役立つ”と言えるのです。
最後に:僕の落ちこぼれ具合
僕は高校から陸上部の長距離種目を始めました。
みんな陸上経験者で、5,000mを16分くらいで走るのに、僕だけ22分くらい掛かる。
(タイムを言われてもピンと来ないと思いますが、要するにまったく話にならなかったのです)
練習で走れば、いつも周回遅れ。
昨日も今日も明日もずっと周回遅れのダントツビリでした。
しかし3ヶ月くらい継続すると「覚醒した」と言われるまでになり(ただ平均並みになっただけですが)、なんとか最後、引退するまで部活を続けることができました。
大学4年生になった今では、部活動で得た技術が直接役に立っているワケではありませんが、その時の名残で今でもランニングしたりしています。
これは、周回遅れのダントツビリ時代からは考えられないことです。
このように継続していると思いがけない結末になるのが、部活動の面白さのひとつだと思っています。
まとめ
今現在の部活の経験が、必ず将来の自分の財産になります。
そしてそれは、学校の授業における「学び」とはまた違う、生徒・学生にしかできない「学び」なのです。
その学びに優劣は存在しないため、「落ちこぼれだ」と自分を必要以上に責める理由はありません。
継続して慣れていけば、いずれ形になる瞬間が来るでしょう。
まず第一に部活を楽しみつつ、自分なりの目標を目指して頑張って下さい。
という事で今回は、落ちこぼれ経験者が、部活についていけない人に向けて送るアドバイスでした。
みなさんの健闘を祈ります!
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