この記事では「ITパスポート」に関するアレコレを、体験談も交えつつ紹介しています。
ITパスポートは国家資格という事もあり、そのへんの知名度低い資格(←おこられる)より比較的評価されやすいと言われており、また業種を選ばず役立つという点も魅力です。
- IT知識が無いけど、ITパスポートに受かりたい
- 就活や進学で評価されたい
- 会社や学校のカリキュラムで、ITパスポート試験を控えている
- ヒマだから手軽に取れそうな国家資格にチャレンジしたい
こういった方はぜひチェックしていって下さい。
さて筆者は先日、ITパスポート試験を受けてきました。
ITパスポート、たぶん受かりました。
よく覚えてないのですが
・ストラテジ7割
・マネジメント6割
・テクノロジ6割くらいで640点くらいでした。
お次は10月下旬のウェブ解析士!頑張ります
— いとう/ (@toma07_15) September 12, 2020
※多分ではなく、受かってます。
ゼロベースから1か月間ほど勉強し、なんとか合格する事ができました。
(ちなみにですが、ITパスポートの合格点は600点以上なので筆者の”640点”は割とギリです。)
今回はこういった体験談も踏まえつつ、「ITパスポート」の特徴や攻略方法を紹介していきます。
ITパスポートの概要
試験目的 |
ITパスポート公式サイトより引用 |
---|---|
問題数 |
100問 ・ストラテジ→35問程度 |
解答形式 | CBT方式(PCで4択から選ぶスタイル) |
試験時間 | 120分 |
試験日程 | 随時申し込み可能 |
申込について | 申込日の翌日 ~ 3ヵ月後までで予約可能 |
合格基準 |
600点/1,000点以上で合格 |
受験料 | 5,700円(消費税込み) |
累計受験者数 | 1,097,313名(令和元年度時点) |
合格率 | だいたい50%前後 |
学習時間の目安 |
・未経験者→100~150時間 |
難易度 | 易しめ |
合否結果 | 試験直後に得点が表示されるので、実質試験直後に分かります。 |
持ち物 |
1.写真付きの本人確 ※筆記用具、メモ用紙は会場で用意してくれます。 |
基本的な情報は以上になります。
ITパスポート試験は、
- 費用がめちゃくちゃ高額というワケではない
- 試験は高い頻度で実施されている
- 過去問やテキストも充実している
といった特徴があり、対策やチャレンジ自体はしやすい試験だと言えます。
もしここまででITパスポート試験に興味が湧いてきた方がいましたら、以下から試験場所や試験日程をチェックできます。
ITパスポートの難易度や合格率の詳細は?
近年の合格率は50%前後となっています。
(詳しくはITパスポート試験ドットコム様のサイトがめっちゃ分かりやすいのでどうぞ。)
これは社会人や学生も含む統計結果となっておりますが、やはり基礎学力や経験のある社会人の方が合格率が高いようです。
いとう
という疑問ですが、結論から言うと高いようです。ITパスポートの上位存在となる「基本情報技術者」は合格率20数%~30%程度ですので、それと比較しても合格率の高さが分かります。
ITパスポートの勉強時間の目安や平均について
ITパスポートの勉強時間の目安については各サイトによって主張が異なりますが、「IT初心者の場合はだいたい100時間ほど」と考えておきましょう。
いちおう参考までに「ITパスポート 勉強時間」で検索して出てきた各サイト様の情報も貼っておきます。
- サイトA→100時間から150時間程度(すでにIT知識がある人は効率良く勉強すれば、30時間程度)
- サイトB→100時間ほど(IT知識がまったく無い場合)
- サイトC→50時間程度
- サイトD→1週間(←多分天才)
ここに私の事例を付け加えるならば、私も勉強には「100時間程度」掛かりました。
勉強期間としては1か月だったので、1日3時間以上勉強してました。しかし仕事しながら毎日3時間は少々しんどいものがあったため、余裕をもって準備した方がいいです。試験はいつでも受けられますしね。
筆者が1ヵ月でITパスポート試験に合格した秘訣とは?
秘訣というか、先述した通り毎日3時間以上勉強し1か月間で100時間以上の勉強時間を確保したからです。
筆者はせっかちなのでサッサと勉強しサッサと受験してしまいましたが、現実的にはゆとりを持って3か月ほど勉強期間を設けた方が良いかと思います。その方が記憶にも残りやすいと思いますしね。
いとう
ITパスポートの具体的な勉強方法について
基本的に特別な事をする必要はなく、「テキストを読む→過去問を解く」の繰り返しになります。
以下は参考までに、筆者が行った勉強方法の例です。
- STEP1参考書を読む(2周くらい)
- STEP2一度過去問にトライする正答数61問
- STEP3問題集を解く
- STEP4過去問を解く(2度目)正答数78問
- STEP5分からない用語は都度、参考書から拾い読みする
こんな感じの5ステップで行いました。
ちなみに過去問は2回解きました。配点の差なのか本番で盛大にやらかしたからか、過去問で8割近く正答したにも関わらず本番が640点とまぁひどかったですね…。おそらく準備期間が短く、様々な問題に慣れる事ができていなかったのでしょう。
テキストや問題集は基本的に何でも良いと思いますが、私は以下の2冊で対策しました。
(※必ず最新年度のテキストを買いましょう!)
↓テキスト↓
↓問題集↓
上記2冊は著者が同じであるため、かなり統一感を持って学習する事ができました。
(640点の男が言っても説得力が無いですが、ほんと助けられました。)
ちなみに参考書と問題集を購入しても、学習コストは3,000円以内に収まります。コスパ神です。
YouTubeや学習サイトも充実している
YouTube→ITパスポート講座_講義動画
今の時代、テキストのほかに様々な方法でITパスポートの学習が可能です。
例えばYouTubeでも、無料で学習できます。
5~10分程度の講義動画が、現時点で100本以上もUPされています。もちろん再生リストもあります。
ベッドで寝落ちしながら観れるのもイイですよね。
サイト→ITパスポート過去問道場
こちらはなんと、ITパスポートの過去問(過去10年分くらい)に完全無料でチャレンジできるというサイトです。
実は筆者は上記の動画やサイトを利用した事がないのですが、しっかりと勉強期間を確保できる人はガンガン活用した方がよいかと思います。
ITパスポートは就活や転職に有利?
Iパスが有利になるかどうかはそれぞれの企業の評価基準によるので一概には言えませんが、少なくとも以下の事は言えるかと思います。
- 新卒就活にはそこそこ有利
(エンジニア志望ならIパスに加えて、なにか特定の言語を独学している等であれば尚GOOD) - 事務職などの職種でも評価される事がある
- 未経験からプログラマーやエンジニアに転職したいのであれば、Iパスでは物足りない
ITパスポートのコンセプトは「iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。」といったものです。
ですので、幅広い業種においてメリットを享受できる資格だと思います。また、名だたる大企業も新卒採用活動にてITパスポートを活用しているとのことで、新卒就活においては有利にはたらく場面が多いと考えられます。
しかしながら、例えば未経験の人がITパスポートだけでプログラマーやエンジニアへ転職する、というのはかなり困難かと思われますので注意して下さい。(一般的には基本情報技術者試験が一つの最低基準になると言われています。それかよっぽどのスキルがあるか)
とはいえ、IT資格でありながらIT企業以外からも評価される可能性がある、というのはITパスポートの魅力だと言えます。
最後に:ITパスポートは取得して損する資格ではない
という事で今回は「ITパスポートの概要と、1か月で合格した筆者の事例」をお伝えしてきました。
エンジニアやプログラマーではない限りなかなか勉強する機会が無いIT分野について改めて学習する事ができ、非常に良い機会だったかなと思います。
筆者はプログラマーやエンジニアではなく、WEBマーケティングの業務をメインに行っていますが、そんな筆者がITパスポートを受験した理由としては、やはり「ほんの少しの権威性が欲しかったから」という理由があります。
WEBマーケティング界隈には、
いとう
みたいな、資格ビジネスの闇(おこられる)を感じる資格があったりするのですが、ITパスポートは腐っても国家資格です。
また、WEBマーケティング業務において「基本情報技術者」は多少オーバースペックに感じた(もちろん取得するに越したことは無いけど優先度は低かった)ため、最適な落とし所としてITパスポートを選んだという流れです。
ITパスポートはコストが安く、受験機会も豊富ですので、学習時間として100時間を投じる意思さえあればどなたでもクリアできるかと思います。
ぜひ気になっている方は受験される事をオススメします。
という事で今回は以上になります。ありがとうございました。
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