こんにちは、とまです。
今回は「将来やりたい事が決まっていない高校生は、とりあえず大学行った方がいいよ」という内容です。
これを言うと「大学はお金が掛かるんだから、軽々しく進学するな!」と言う人もいるかと思いますが、そこも含めて書いていこうかと思います。
大学に行った方がいい理由とメリット
就職までに4年間も勉強できる
18歳で高校を卒業してからの4年間を、自分のために100%使えるのは大きなメリットです。
- 英語・留学
- 公務員試験
- 各種資格試験
- プログラミング
など、やろうと思えばかなり多くのことに挑戦可能です。
まずは自分の本当にやりたい事を探してから、そのあとにじっくり勉強に取りかかることができる、という時間的余裕もあります。
いとう
”幸福度”のデータから見る、大学進学のメリット
さいきん面白いデータを見つけたのですが、なんと「非大卒より大卒の方が、ポジティブ感情が”例外なく”高い」という衝撃(?)の研究結果が報告されているのです。(社会学者の吉川徹さんによる、2015年のデータです)
順位 | 性別 | 年齢 | 学歴 | 得点 |
1 | 女性 | 若年 | 大卒 | 52.07 |
2 | 男性 | 壮年 | 大卒 | 51.81 |
3 | 女性 | 壮年 | 大卒 | 51.72 |
4 | 男性 | 若年 | 大卒 | 50.75 |
5 | 女性 | 若年 | 非大卒 | 49.58 |
6 | 男性 | 若年 | 非大卒 | 48.81 |
7 | 女性 | 壮年 | 非大卒 | 48.69 |
8 | 男性 | 壮年 | 非大卒 | 47.94 |
※吉川徹『日本の分析』より
このデータは他にも深掘りしていくとかなり面白いのですが、ここでは割愛しますね…。
さて、上記の表は色々と物議を醸しそうな内容ですし、あくまでデータにおける値なので一概には言えない部分もあると思いますが、とはいえ調査の結果として出ているんですよね。
これらについては、橘玲さんの著書「上級国民/下級国民」の中でも詳しく紹介されています。
ただ、あくまで推察ですが、これも単に「マジョリティ/マイノリティ」の話かもしれないですね。と言うのも、一昔前とは違って、今は大学進学率が50%を超えてきています。
ですので、余計に「大学に行かなかった自分は、50%より少ないマイノリティなのか…」というマイナス意識になりやすいのかもしれません。
とまぁ、この調査結果は様々な交絡要因も考えられるものではありますが、一応データとしてご紹介させていただきました。
人生の選択肢が増える
ご存じの通り、大卒でないと就けない仕事が多いのも事実です。
一例を挙げると、
- 教員
- 研究者
- 薬剤師
などですね。
つまり乱暴な言い方をすると「大卒資格をゲットしておくと、人生においてつぶしがきく」という事です。
就職後にやりたい事が変わってもシフトチェンジしやすいため、人生の安心感は高まるかと思います。
大学はFランでも良いの?
さて、タイトルにもあった、反感を買いそうな論点についてお伝えしていきましょう。
もちろん良い大学に行ければそれに超したことはないですが、結論は「Fランでも良い」かと。
ご存じの通り大学は自由度が非常に高いのですが、それ故に個人での活動が重要になってきます。
極論を言うと、例え「Fラン」と呼ばれるような大学に通っている人でも強い目的意識があれば、良い大学でフラフラ遊んでいるエリートに勝てる可能性があるのです。
というか「大学ランキング」なるものは、「受験(偏差値)」という1つのモノサシだけで測られているだけなので、入学後に「受験」以外のモノサシで勉強していく方がよっぽど重要なのです。
(”アンラーニング“とも呼ばれています)
でもこういった事を言うと、
と疑問に思うかもしれません。
ただ、最近ではだいぶ「学歴偏中」の風潮が弱まってきたと感じます。
「終身雇用オワコン説」とかもだいぶ一般的になってきましたし、たとえ大学受験で失敗しても、昔と比べて巻き返しがしやすくなっているのです。
そうして転職が当たり前になると「どの会社に入るべきか」はあまり重要ではなくなり、「何を勉強すれば生きやすくなるか」という考えに変わっていく(というか既にそうなってる)のです。
また文系に限って言うと、大学で学んだ知識を直接的に活かせる職に就く人はむしろレアですので、いかに大学で授業以外のことを頑張るかが、将来に直結すると言えます。
よって、めちゃくちゃ優秀な大学ではない限り、学歴とか偏差値に細かく拘りすぎるのはもはやナンセンスでしょう。
いとう
学費の問題を解消する方法
ここまで「大学のメリット」をお伝えしましたが、とはいえ直面するのは学費の問題ですよね。
そこで以下では、学費の問題を解決する方法をご紹介しています。
奨学金を使う
一般的な奨学金には「日本学生支援機構」の奨学金があります。
日本学生支援機構の奨学金は、学生の2.7人に1人が利用していると言われているポピュラーな奨学金です。
一定の基準を満たしていれば、高校在学中or進学先の大学で申し込むことが可能です。
なお金額は月額2万円~約5万円の範囲で選択可能です。
奨学金の採用基準は色々あるためここでは詳しく説明しませんが(詳しくは日本学生支援機構公式サイトから)、
- 給付型(生活保護家庭などが対象。奨学金は返還しなくてOK)
- 貸与型(大学卒業後に、借りた分のお金を少しずつ返還していく。さらに利息が無い「第一種」、利息がつく「第二種」と分かれる)
上記のように大きく2種類があります。
ただ、貸与型の奨学金は借金です。返済が必要であることは覚えておきましょう。
国公立大学に行く(3教科で入れる国公立狙い)
ご存じの通り国公立大学の学費は、私立大学の学費の半分程度です。(学部・学科によりますが)
ただ、ネックになるのが「入試の難易度」ですよね。
いとう
と思われるかもしれません。
しかし実は、国公立大学でも3教科から受験可能な大学があるのです。
5教科7科目を勉強するよりは負担は少なく、コスパは高いかと思います。
3教科から受験可能な国公立大学一覧はコチラでチェックできますので気になった方はぜひ。
実家から大学に通う
コストを下げたいのであれば、やはり実家から通える大学を選択するのが良いかと思います。
もし県外の大学に通うことになり、家賃を払って部屋を借りるとなると4年間で国公立大にもう一回行けるくらいのお金になります。
いとう
好成績で入試をパスする
大学によっては、入試テストの成績によって授業料が半額or全額免除になる場合があります。
よって、言い方は悪いかもしれませんが
みたいな選択肢もなきにしもあらず、です。
最後に
今回はかなりの暴論だったかもしれませんが、ここでお伝えしたかったのは
- 大学は人生の保険になる
- 学費は奨学金(借金だけど)等でなんとかなる
- 大学生という特権的な身分を利用して、自分で勉強しよう
という事でした。
「そんな低い意識で大学に通ったら、いずれ大学を辞めたくなるのでは?」と思うかもしれませんが、
という意味においては、大学には価値があると言えるでしょう。
僕は当初、公務員(市役所)になるために国公立大学に入学したのですが、途中から公務員志望を辞めたため「大学意味ねぇ」と感じておりました。
公務員を目指すのであれば大学の授業は役に立つのですが、公務員志望でもないのに行政とかの研究をし続けても意味ないと思ったんですよね。
ただ、今は「人生において保険を掛けるため」に大学に行っており、授業は教養として軽く受けつつ、プログラミング・マーケティング・ライティングの3本軸をメインに勉強しています。
賛否両論がある大学生活かと思いますが、こんな感じです。
では、今回の記事は以上になります。ありがとうございました。
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