いとう
今回は、福岡国際マラソン2018の注目選手や見所についてまとめています。
既にMGC出場権を獲得している招待選手についてはまとめていません。
(設楽悠、川内、中本、園田、竹ノ内の5名)
※敬称略
注目選手の招待選手と一般参加選手を、合計21人ご紹介しています。
2018年の福岡国際マラソンは、
- 12/2(日) 12:10スタート
- 世界陸上ドーバ(2019年)マラソン代表 選考会
- 東京オリンピック マラソン代表選考レース「MGC」予選
という事になっており、
東京オリンピック選考レースである「MGC」出場権が懸かった今大会は、例年以上の盛り上がりが期待されています。
僕はマラソンや駅伝を毎回録画して何度も観るタイプなので、コレクションが増えるという意味でも楽しみです!
ちなみに僕は、安価で、かつ360時間録画できる外付けハードディスクを使っていまして、
カンタンに録画できて非常にオススメなため、あわせてご紹介したいと思います。
これからのシーズンは、
- ニューイヤー駅伝
- 箱根駅伝
- 別府大分毎日マラソン
- 東京マラソン
- びわ湖毎日マラソン
- 世界陸上
- MGC本戦
などなど、日本マラソン界で最も面白い期間になることが予想されているので、記念に録画しておきたい方は是非チェックしてみて下さい!
いとう
ではまず最初に、福岡国際マラソン2018の国内招待選手をご覧になってください。
- 設楽 悠太 (HONDA)
- 野口 拓也 (コニカミノルタ)
- 川内 優輝 (埼玉県庁)
- 中本 健太郎 (安川電機)
- 園田 隼 (黒崎播磨)
- 荻野 皓平 (富士通)
- 服部 勇馬 (トヨタ自動車)
- 福田 穣 (西鉄)
- 竹ノ内 佳樹 (NTT西日本)
- 佐々木 悟 (旭化成)
ご覧になって頂くと分かりますが、非常に豪華な顔ぶれです。
日本記録を塗り替えた設楽選手や、ボストンマラソンの勝者、川内選手。
ベテランの中本選手や佐々木選手もいますね。
そして、この招待選手の中では、野口選手・荻野選手・服部選手・福田選手・佐々木選手がMGC出場権を手にしていません。
これらの選手の走りやワイルドカード(2レースの平均タイムが2時間11分以内で、MGC出場権が内定)も非常に気になるところです。
第72回 福岡国際マラソンの注目ポイント
- 招待選手が豪華
- 東京五輪の選考
- 世界陸上ドーバ(2019年)の選考
今回の福岡はこういった具合です。
が、今回もっとも注目すべきは一般参加選手です。
というのも、「ワイルドカード」等でMGC出場が期待される選手が多数出場しているためです。
- 神野大地
- 窪田 忍
- 宇賀地強
- 市田宏
- 市田孝
- 八木勇樹
- 丸山文裕
- 深津卓也 など
神野選手や窪田選手など、箱根駅伝出身のスター選手たちもエントリーしています。
これら有力一般参加選手も含め、以下でMGC獲得有力候補選手をまとめました。
第72回 福岡国際マラソン この選手たちに注目!
有力招待選手はもちろんですが、MGC獲得の意味で注目度の高い選手たちを紹介します!
21人もいるので、ぜひ本番のマラソンを観ながらでもチェックしてみてください。
(もくじから探すことをオススメします…長いので…!)
①神野大地
- 身長 165cm
- 体重 46kg
- 年齢 25歳(1993/9/13)
- 所属 セルソース
- 自己ベスト 2:10:18
- MGC権獲得タイム 2:11:42
2018年にコニカミノルタを退社し、プロになった神野選手。
同年9月のベルリンマラソンでは苦戦しましたがリベンジをすべく、初マラソンを迎えた地、福岡に戻ってきます。
昨年は中間点あたりで先頭から離脱してしまいましたが、今年はどこまで粘れるかが注目です。
29位 2時間19分28秒
②服部勇馬
- 身長 176cm
- 体重 63kg
- 年齢 25歳(1993/11/13)
- 所属 トヨタ自動車
- 自己ベスト 2:09:46
- MGC権獲得タイム 2:11:34
東京マラソン2016で衝撃のマラソンデビューを飾った服部選手です。
当時は東洋大の4年生でありながら、実業団選手を置き去りにする走りがありました。
実業団に入ってからも着実に力を付け、サブテンもマークしています。
MGCの権利獲得には2時間11分34秒が必要ですが、本来の服部選手の力であれば突破できる可能性は高いでしょう。
厳しいコンディションのなか、2時間7分27秒の記録で完全優勝を果たしました!
日本人として14年ぶりの優勝でして、平成最後の福岡で完璧なレース運びを見せてくれました。
おめでとうございます!
③窪田忍
- 身長 169cm
- 体重 53kg
- 年齢 26歳
- 所属 トヨタ自動車
- 自己ベスト 2:15:48
- MGC権獲得タイム —
2018年のびわ湖毎日マラソンでは、日本人でただひとり、30km過ぎまで先頭集団に食らいつく積極的な走りを見せました。
近年は足首のケガなどがあったようですが、3度目となる今回のマラソンで復活を果たせるかが注目です。
13位 2時間13分2秒
④野口拓也
- 身長 173cm
- 体重 56kg
- 年齢 30歳(1988/7/2)
- 所属 コニカミノルタ
- 自己ベスト 2:08:59
- MGC権獲得タイム 2:11:45
マラソンで8分台の記録を持つ実力者です。
MGC獲得タイムを切ることが充分に期待されている選手です。
非常に条件の厳しかったびわ湖毎日マラソン2018でさえ2時間12分台でまとめていますので、福岡国際マラソンは一体どんな結果になるのか、注目です。
14位 2時間13分21秒
⑤宇賀地強
- 身長 164cm
- 体重 50kg
- 年齢 31歳(1987/4/27)
- 所属 コニカミノルタ
- 自己ベスト 2:10:50
- MGC権獲得タイム —
スピードランナーの代表格、宇賀地選手。
福岡国際マラソンは2014年に走って以来、実に4年ぶり。
その福岡で現在の自己ベストをマークしているので、今回も自己ベスト更新に期待です。
44位 2時間23分47秒
⑥荻野皓平
- 身長 174cm
- 体重 58kg
- 年齢 28歳(1989/12/8)
- 所属 富士通
- 自己ベスト 2:09:36
- MGC権獲得タイム 2:12:34
現時点で、MGC獲得タイムに最も余裕がある選手ですね。
爆発的なスピードがあるタイプではないですが、粘って走りきるスタイルの選手です。
18位 2時間16分4秒
⑦佐々木悟
- 身長 171cm
- 体重 56kg
- 年齢 33歳(1985/10/16)
- 所属 旭化成
- 自己ベスト 2:08:56
- MGC権獲得タイム 2:09:20
リオオリンピックのマラソン代表、ベテランの佐々木選手です。
福岡国際マラソンでおなじみの選手の一人ですね。
旭化成は意外にも、MGC出場権を獲得した選手がまだいません。
ベテランの佐々木選手が第一号になってくれるのか!注目です。
8位 2時間11分40秒
⑧福田穣
- 身長 166cm
- 体重 51kg
- 年齢 28歳(1990/12/31)
- 所属 西鉄
- 自己ベスト 2:09:52
- MGC権獲得タイム 2:12:08
ゴールドコーストマラソン2018でサブテンを達成しブレイクした、期待の新星です。
以前にも北海道マラソンで3位入賞などの実績はありましたが、ここにきてMGC有力候補となりました。
7位 2時間10分54秒 MGC出場権獲得!
⑨深津卓也
- 身長 168cm
- 体重 54kg
- 年齢 31歳(1987/11/10)
- 所属 旭化成
- 自己ベスト 2:09:31
- MGC権獲得タイム 2:09:56
リオ五輪代表のイスが懸かった2016年のびわ湖毎日マラソンで、あと15秒差で代表を逃しています。
東京五輪こそは!という強い気持ちを前面に出したレースを期待しています。
2017年の福岡では先頭から離されるも、2時間12分台でまとめていますので、今年も粘りの走りに注目です。
21位 2時間17分3秒
⑩丸山文裕
- 身長 163cm
- 体重48kg
- 年齢 28歳(1990/7/1)
- 所属 旭化成
- 自己ベスト 2:09:39
- MGC権獲得タイム —
旭化成の主将を務める選手です。
初マラソンでサブテンを達成し、マラソン適性の高さを見せました。
惜しくもリオオリンピック代表には選ばれませんでしたが、東京五輪への期待も高まります。
23位 2時間17分38秒
⑪市田孝
- 身長 164cm
- 体重 49kg
- 年齢 26歳(1992/6/16)
- 所属 旭化成
- 自己ベスト 2:15:09
- MGC権獲得タイム —
同じ旭化成の市田宏選手は、双子の弟です。
駅伝やトラックの実績は日本トップであり、マラソンで爆発するのも時間の問題ではないでしょうか。
12位 2時間12分32秒
⑫市田宏
- 身長 163cm
- 体重 48kg
- 年齢 26歳(1992/6/16)
- 所属 旭化成
- 自己ベスト 2:14:42
- MGC権獲得タイム —
同じ旭化成の市田孝選手は、双子の兄です。
市田孝選手と同じく、駅伝やトラックのスター選手です。双子エースとして東京五輪を目指しています。
46位 2時間24分5秒
⑬田中飛鳥
- 身長 —
- 体重 —
- 年齢 29歳(1989/11/5)
- 所属 ひらまつ病院
- 自己ベスト 2:10:13
- MGC権獲得タイム 2:11:47
身長・体重については、所属先の「ひらまつ病院」のサイトにも掲載されておりませんでした…。
しかし、東京マラソン2018ではサブテンに迫る記録をマークし、一躍注目の人となりました。
DNS
⑭山岸宏貴
- 身長 170cm
- 体重 54kg
- 年齢 27歳(1991/9/6)
- 所属 GMOアスリーツ
- 自己ベスト 2:10:14
- MGC権獲得タイム 2:11:46
元青学の下田選手、一色選手も所属するGMOアスリーツの選手です。
マラソンでは大崩れすることなく、安定した走りが特徴的です。
6位 2時間10分42秒 MGC出場権獲得!
⑮橋本崚
- 身長 170cm
- 体重 54kg
- 年齢 25歳(1993/9/26)
- 所属 GMOアスリーツ
- 自己ベスト 2:10:19
- MGC権獲得タイム —
2016年の防府読売マラソンで優勝の経験もある選手です。
本人は2時間9分台、サブテンに強い意欲を見せており、福岡国際マラソンではどのような走りをするのか注目です。
9位 2時間11分40秒
⑯高田千春
- 身長 175cm
- 体重 59kg
- 年齢 37歳
- 所属 JR東日本
- 自己ベスト 2:10:03
- MGC権獲得タイム —
30代後半でありながら、今もなお第一線で活躍するベテラン選手です。
福岡国際マラソンには2010年から毎年参加しており、「福岡といえばこの人!」というイメージが定着しているかもしれませんね。
17位 2時間15分47秒
⑰濱崎 達規
- 身長 —
- 体重 —
- 年齢 30歳(1988/7/4)
- 所属 南城市役所
- 自己ベスト 2:11:26
- MGC権獲得タイム 2:10:34
「沖縄最強の公務員ランナー」として活躍する濱崎選手。
以前は実業団の「小森コーポレーション」に所属していましたが、現在は公務員ランナーとして走られています。
沖縄では箱根駅伝などが放送されず、マラソンや駅伝の認知度が他県と比較して低いため、
「自分が沖縄の長距離界を盛り上げるんだ!」
という意思で走っているそうです。
25位 2時間18分10秒
⑱高久龍
- 身長 168cm
- 体重 54kg
- 年齢 25歳(1993/2/18)
- 所属 ヤクルト
- 自己ベスト 2:11:45
- MGC権獲得タイム 2:10:15
2018年の別府大分毎日マラソンで7位入賞、自己ベストをマークしたゴールドコーストマラソンでは6位と、非常に勢いのある選手です。
しかし、「最低でもあと1分早く」と悔やんでいたようなので、サブテンも視野に入れて出場される可能性が高いです。
30位 2時間19分51秒
⑲兼実 省伍
- 身長 —
- 体重 —
- 年齢 28歳(1990/9/20)
- 所属 中国電力
- 自己ベスト 2:12:58
- MGC権獲得タイム 2:09:02
別府大分毎日マラソンや防府読売マラソンで入賞経験がある選手です。
中国電力といえば、北海道マラソン2018で岡本直己選手が優勝しました。
岡本選手のように突然集団から飛び出し、不意打ちを仕掛ける場面も期待しています…!
20位 2時間16分32秒
⑳田中佳祐
- 身長 178cm
- 体重 62kg
- 年齢 30歳(1988/9/6)
- 所属 富士通
- 自己ベスト 2:12:41
- MGC権獲得タイム 2:09:19
第56回延岡西日本マラソン(2018年)にて4着に入った選手です。
1500mでは日本選手権で2度優勝するなど、驚異のスピードを持っています。
スピードがあるぶん、今後の伸びにかなり注目したい選手です。
28位 2時間18分57秒
㉑八木勇樹
- 身長 178cm
- 体重 58kg
- 年齢 29歳(1989/10/17)
- 所属 YAGI PROJECT
- 自己ベスト 2:18:41
- MGC権獲得タイム —
高校、大学、社会人と、常に第一線で活躍する選手です。
自ら会社を立ち上げ、ランニング関連で様々な活動を行いつつトレーニングを行う異色のプロランナーでもあります。
初出場となる福岡国際マラソンでどのような走りを見せてくれるか、注目です!
DNS
今年の福岡国際マラソン 展開予想
上記21選手を注目&有力選手として挙げさせていただきました。
そして気になるのが、
いとう
という点ですよね。
ベストタイムだけで見ると、
- 1位 イエマネ・ツェガエ 2時間4分48秒
- 2位 ビンセント・キプルト 2時間5分13秒
- 3位 設楽悠太 2時間6分11秒
- 4位 ギルメイ・ゲブレスラシエ 2時間7分46秒
- 5位 川内優輝 2時間8分14秒
という順番になっており、日本人選手の中ではやはり設楽選手に期待が懸かります。
設楽選手がツェガエ選手・キプルト選手・ゲブレスラシエ選手あたりの選手より先行すれば、2004年ぶりの日本人優勝も見えてくるかもしれません。
しかし昨年も、海外選手で伏兵が現れました。
2時間10分台の持ちタイムでありながら、2時間5分台で優勝したモーエン選手(ノルウェー)です。
今年もモーエン選手のような伏兵は現れるのか!そこにも注目すると面白いですよ。
福岡国際マラソン2018 結果
- 優勝 服部勇馬 2:07:27
- 2位 ツェガエ 2:08:54
- 3位 メセル 2:09:46
- 4位 設楽悠太 2:10:25
- 5位 園田隼 2:10:30
- 6位 山岸宏貴 2:10:42
- 7位 福田穣 2:10:53
- 8位 佐々木悟 2:11:40
服部勇馬選手が、日本人として14年ぶりに福岡国際マラソン優勝を果たしました!
ペースメーカーが抜け、中々ペースが上がらない中で後半に驚異的なスプリットを刻み、まさに完全優勝でした。
ゴールの瞬間はガッツポーズ、被っていた帽子を高く投げました。
スタート時の気温は20.1度。湿度46%、風速2.3mの厳しいコンディションの中、誰も寄せ付けない走り。
解説の瀬古利彦さんも絶賛していました。
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